最後にFED利尻BCのお知らせあり。
ガイド:小田
最近の山はいい雪降ってますよ。(札幌国際やキロロ周辺ね)
今シーズンは雪山でパウダー楽しんで、道はカラカラな札幌の町へ。
山はじゃんじゃん降るけど、札幌の町は降らなく、腰が痛くなる雪かきもサラッとな最高の冬シーズンです。
27日は今や雪質、世界一のキロロの1107へ。
今シーズンからマウンテンクラブで登山届が義務化されスタートが9時からの入山となったので山は静かだけど、ラッセル上等!!
ファミリーリフトに乗ってゲートで待機しているパトロールの方と準備しながら立ち話。
9割が外国からのスキーヤー、ボーダー。
この日はキロロのルールやぶってスキーヤー2人がスキー場営業前に登って行ったらしい。
トレース ラッキーと思いきや先行者は迷いながらどっかへ消えてく。
しゃーないので腹くくって気合い入れてラッセル頑張る。
(Red Bull飲んどけばよかった―。)
約1時間いい汗かいたなーと、後ろ振り返ると外国のスキーヤーが後からくっついてきた。
なんか心情的にム、ム、ム、と嫌だし、嫌なトラブルに巻き込まれたくないんで、
「あなたたち、目の前に見える大斜面をあげるからここを登って滑ろ」
「俺はこっちの斜面をラッセルして登るから」
と、強制的に現場のイニシアチブをとる。
おかげさまで素敵なパウダーを貸切で楽しめました。
やられてばかりじゃなく日本語でもいいから駄目なものはダメ。自分のラインは自分で守りましょう。
そーいえば、こないだあるスキー場からのバックカントリーエリアを滑ろうと思ってリフト降りて装備の最終チェック。
それから奥に入って行こうとしたら、また外国のスキーヤーがそろっとついてきたので、フェイントで10分ぐらい立ち止まって雪崩講習会のまね事していると彼は戻っていった。
心配なんで同じ道をまたコースに戻って違う場所から入りなおすというトリックプレー。
そこまでしないと外国人だけでなくゲレンデスキーヤーやボーダーがトレース追っかけてきて遭難騒ぎ。
救助に当たるスキー場のパトロールや関係者の仕事が増える。
または、事故が多いとマスコミも騒ぎだし滑走禁止になったり、ある場所では登山口の駐車場も確保できなくなる。
上から雪を切られてもらい雪崩事故も嫌なので。
道警の統計によると過去2月3月に雪崩事故も含めて迷子などの遭難件数が飛躍的に多くなります。
日も長くなってきていろいろと無茶するかもしれないけど、雪山に入るモラルぐらいは知って守りましょう。
いわゆるサイドカントリーも雪山ね。
ビーコンのスイッチは入っているか?
ちゃんと装備持っているか?
ノールなどの滑走斜面をトラバースしてないか?
止まる場所は安全か?
一緒に滑る人の名前、連絡先、その人の滑り登りのスキルを知っているか?(最近のSNSでつながる「友達」の事故が多発しています)
バックアップは大丈夫か?
周りに(上の稜線や滑走斜面)に人はいないか?
一つ一つチャックすると事故はなくなると思います。
残りのシーズンも安全に滑りましょう。
って、事を30日のb.c.map共催のバックカントリーセーフティーで講習をしてきました。
↑穴や雪庇から落ちて5mの垂直斜面を20分で救助する方法。
まず滑る前に安全について考えましょう。
でも、あまりに天気よかったからハイクして滑ってきましたけどね。
31日は小田のスポンサーのField Earth Designコラボのパウダートリップ。
なんと、Field Earthのパウダースノーボードが試乗できる。
しかも普通の試乗会だとゲレンデ中心だけど、実際のバックカントリーで乗ってパウダーを楽しみ、地形を楽しめる素晴らしいガチな企画。
スキーは残念ながらレンタルはありません、ごめんなさい。
次回のField Earthのコラボ企画は3月13日(日)の余市岳BCへ。
残席わずかですので、早めの申込お待ちしてます。
臨時弾丸利尻山BCツアーのお知らせ。
3月25日(金) 夜20:00頃札幌を出発して、翌26日(土)朝フェリーで利尻島へ渡ります。
26日と27日利尻島を滑って、27日の夕方便で稚内へ。
28日月曜早朝には札幌に帰る、サラリーマンうってつけの企画。
金曜仕事終わって軽く一杯やって週末は夢の島利尻でバックカントリー満喫して、月曜朝からしれっと会社に出社。
月曜はニヤニヤ思い出しながら仕事がはかどる(?)、まさに夢の企画。
催行決定しています。残席少ないので早めにお申し込みください。
東京、大阪からも参加OK。
ちなみに、Field Earth Design camp in rishiri に合同参加になりますのでお楽しみに。
ガイド:小田