地方巡業

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週末は旭岳!
そういえば、大輔たちの「最果ての富士を滑る」24日(日)18:00~18:50 NHK BSで放送
お見逃しなく!

その大輔伴って来週から地方巡業に出かけます。

国内山岳スキーガイド検定で富山&白馬10日間

国際ガイド検定でヨーロッパアルプス14日間

引き継ぎ業務を行い、この件に関するおじさんの仕事も終了!
長い間、ごくろうさんでした。
って自分で言ってどうすんの…。

老後は若いガイド伴って、ゆるPOW人生を楽しみますわ

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という事で、よろしくと佑に頭下げてるとこです。

カミホロ

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十勝連峰カミホロカメットク山は、北海道の岳人にとって「腕試し」には格好の山だ。
登山口の標高がすでに1300mもあり、化物岩や八手岩、カミホロ正面壁などのバリエーションルートへのアプローチも簡単だ。それゆえに過去、事故や遭難も多数相次いでいる。

先週もカミホロ正面三段ルンゼで雪崩が発生して2名のクライマーが巻き込まれ、1名が骨折するという事態があった。「北海道雪氷災害調査チーム」では、急遽現場検証を行う事になったのだが、あいにくの強風。しかも未だ雪崩リスクが高く現場への入山は断念となった(3/15)

3/20ガイド仕事でカミホロを再び目指すのだが、天気予報が天候悪化を告げている。
3月上旬の道東吹き溜まり9人死亡事故以来、天気予報の口調がきつくなったような気がする…のは俺だけ?

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カミホロ見えず…

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三段山イエローリッジにルート変更

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稜線に到達すると地吹雪状態で、顔が痛い。
こんな日は、さっさとおさらばするのに限る。
「山は逃げない」けど「俺らは逃げ足早い」方です。

ニセコ&羊蹄山

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最近は道路コンディション悪く、あちこちで車の事故見かけますねぇ~
この日も札北と新川の間で事故&渋滞・・やれやれ

1日めはチセへ
上は曇っているので、リフト終点からチョイ登りでまずは一発!
パウダーそれなり
登り返して東面で二発め

さらに、三発!
いいのをいただく!

夜は真狩の居酒屋に繰り出す。
「一緒に飲まないと、おもしくないしょ」という要望に応えて飲む!
宿への帰りはタクシー利用

二日目は羊蹄山京極北ルートへ
標高1350mまで登る。
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とりあえずPOWDER

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この日は「ゴミ拾い」で大活躍のT本さん、お疲れ様でした。
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パウダーハーフパイプ

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北斜面を繋いでいい雪いただき

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こちらのお客さん、色々と問題多かったようです…
来週も参加ですが、来週はT本さん来ませんので、「自分の事は自分でする事」
山は「セルフビレー」がまず第一!
よろしく~


ブルーウルフに怒られて…

朝7時出発で層雲峡ブルーウルフへ、お客さん2名を伴ってアイスクライミングに出かける。
車止めゲートの所で支度をしていると、おじさん登場して「ここからは、何人たりとも入る事はまかりならん」との事。「え~、なんでぇ?いっつも登ってるぞ」「今年からダメになったんだ!」というやり取りがあって上川中部森林管理署に電話を入れたところ「作業中に付き、危険のため入山禁止」との事。御上のお達しには逆らえず、
きんしは、きんしでも「錦糸の滝」へ。

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こちらは、けっこう硬くバッチリ。
3ピッチで上まで抜けて懸垂下降で降りてくる。

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ご機嫌ナナメのおじさん!

先の暴風雪被害により9人もの方が命を落としたというのは、大変ショックな事でした。
普段着で荒れる冬山の中に放り込まれたようなものだから、たまったものではない。

この件、北海道新聞に求められて、さしでがましくもコメントしましたが…。
普段、冬山でしょっちゅう吹雪に遭っている登山者には、どういう事なのか理解できただろうが
普通の暮らしをしている人たちにとっては、想定外の自然の猛威だった事でしょう。
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今週末も大荒れ予報
週末ごとに悪天候がやって来て、ほんと困るわ!

ちなみに新聞やらTVやら時々登場してますが、ほとんどがノーギャラです。
念のため…。

最近見た映画:「ダイハード ラストディ」…あんだけ暴れてみたい!
       「レ・ミゼラブル」…ミュージカル苦手 ヒュージャックマン迫力
最近読んだ本:「生き方」…Wいいね
       「テンぱらない技術」…分かりました!

my

パドルでパウダー

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気温高めだが、天気もまずまず。
今日のお客さんは二人とも初めてのバックカントリー!

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ゴンドラで乗り合わせた雪まみれの若者ボーダーに、「どうだい?裏側は」と聞くと
「太陽にやられて、あんまし良くないですよ」と。

それでも、雪山の雰囲気は良く、ふたりのワクワク感は伝わって来る。

さあ、がっつり攻めようぜ!
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調子に乗るS店員!
この後、かこいいエアも決めたのだが、そのまま飛び込み前転で盛り上げてくれました。

お客さんの言葉
「バイクやらなんやら、いろんな趣味やったけど、こんな楽しい事は初めてだ」
ガイド冥利に尽きる言葉をありがとう!
my

MILETT 八が岳アイスフェス

悪天候で欠航が相次ぐ中、1時間遅れはしたがなんとか前夜東京入り。
翌早朝、新宿で集合した参加者らと共に、バスで八が岳へ向う。

登山口となる美濃戸から約2時間で日本一快適な小屋と言われる「赤岳鉱泉」へ
八が岳へ指呼の距離にあるこの小屋は冬期も営業しており、暖房はもちろん食事もかなり豪華。
訪れる人も多く、冬でも完全にトレースができているので、つぼ足です。
この日も小屋の宿泊客は100名ほど、さらにテントが20張くらい。
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小屋のまん前には「アイスキャンディ」と名付けられた人工の氷壁

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夕食は霜降り牛肉のステーキ、250gくらいはあったかな
その後、ミレーイベントとしてスライドショーと抽選会

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翌日はアイスクライミング班、硫黄岳登頂班、赤岳登頂班の3グループに分かれて行動。
ちなみにイベントにはお客さん25名、国際ガイド4名とスタッフ7名、カメラマン2名…

無風快晴、ポカポカ陽気の赤岳に登頂する。
10年ぶり、4回目
前回は-25℃という極寒でした。

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富士山が良く見えた。

本州のお客さんやスタッフの方々と顔見知りになり、和やかに終了

ちなみに赤岳鉱泉、他にもガイドが10名くらい滞在してました。
そんだけ仕事があるって事!羨ましい…

ロングドライブして、重荷を担いでラッセルして、食事も作ってる北海道の俺達って…えらいかも!

その前の週末

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朝里GTRは、過激なライディングフィルムを提供し続けるTGR(teaton gravity research)をもじって朝里岳グレートリッジ(勝手に命名)、通称GTRとしたものだ。俺が!


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なまらPOWDERでしたわ!
登り返して3本、窒息寸前

翌日、日曜日も同じ東京グループ7人
余市岳の予定でしたが、札幌は猛吹雪
高速を小樽方向へ進行中、さすがに不安になってキロロに電話入れると、ゴンドラ平常運行、山頂風速7mとの事…
ゲレンデに到着してみると、天気まあまあ
しかも新雪50cmとの事
こりゃ、登ってる場合じゃないぞ
と言う事でゲレパウ
マジックラインで6本を堪能
雪は安定していて40°オーバーの斜面も攻めまくりング

この日は低気圧が東北地方を通過、道南方面も大荒れでしたが、皆さん無事に夜の便で東京へ帰られたようでした。パウダー中毒になったのは当然の事
来年もまた北海道に来たくなるぞ!
しめしめ…キキキキキ(ちびまるこちゃんに出てくる野口さん風に)
my

江丹別BC

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北見から参加のS田さん!
旭川と幌加内を結ぶ72号線の江丹別峠に行って来ました。
毛無峠、日勝峠、美幌峠など数ある峠ロードショットの中でも雪質抜群を誇るはずの江丹別峠でしたが…
週末の嵐で相当吹かれたらしく、ウインドクラストのフラットバーンの上に20cmの新雪!
気持ちの良いオープンバーンも、なぜかカムイリンクスをぶっ飛ばしてるような気分でした。

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小樽から仕事を休んで参加したF井さん

東側の大斜面はクラックだらけ
今冬の豪雪で、どこの山も割れまくり状態ですなぁ

1月にニセコで起こったクラック転落死亡事故は2件とも、気づかずに滑って行って頭から転落
頸椎骨折だったそうです。
不用意に先の見えない傾斜の変るラインに突っ込んで行くのは、やめといたほうがいいようですね。
それでも、なんのかんので4RUN
シールも5回も張直して、最後、車の所に戻った時には滑り込んで終了ではなく、シールを張って登り切手終了でした。

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ノマドキラキラシール作りました。
数量限定なので、ツアーの時にガイドからもらって下さい。
お一人、1枚限り 無料でプレゼント中!
(my)

今週の俺

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今週はノマドチームのPowder合宿でした。
1日目、札幌国際から朝里GTRにて、撮影会
今回はニセコから縁あって村田カメラマンに同行してもらう。
天気予報は△だったが、時折 日が差すコンディション
バフバフのパウダーの中、何度も登り返し写真を撮りまくってもらう。

終了後、スキー場パトロール室勤務のT田Ykaの所に顔だして互いに近況報告
我々はそのまま、その足で羊蹄山の京極口まで移動してキャンプ
YOUの手作り「きのこたっぷりスープカレー」そのまま飲んだくれてZZz…

朝から猛吹雪!
「きのこたっぷりうどん」の朝食を済ませ、テントをたたみ7時過ぎにはシールを付けて歩き出す。
ルートは「京北」
尾根は複雑に凹凸を繰り返し、所々にクレバスがある。
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標高1500mまで上がった所で視界不良のため、今日はここまでとする。
俺はここに昨年亡くなったオヤジの遺骨の最後の散骨を済ませる事にした。
ひと冬に15回は羊蹄山に登っていたオヤジの「最後は羊蹄山にでも撒いておいてくれ」の遺言を果たす。

この日の雪のコンディションは非常に危険で、ノールになった所はまともに通過すれば
たちまち雪崩る状態。視界の利かない中、用心深く下って行く。
さすが、羊蹄山下っても、下ってもまだまだ斜面が続く。
5合目から下はツリーランとなるので、長いピッチで滑る事ができた。

下山後、京極温泉で札幌に戻るみんなと別れて、明日の仕事に備えて、一人ニセコへ向う。
「ウッドペッカーズ」はもう35年も通っている。
今日は泊まり客がいないようで「あんたが来なければ、久々の休みだったのに…」とぼやかれながら
新谷家の人たちとすき焼きを食べる。
以前にも一人で泊まりに来た事がある。駐車場のあたりからジンギスカンの匂いがしていたので
期待して玄関を開けたら、「あれ、今日だったけ?」と…
「今、ジンギスカン終わっちゃったのでホッケでいいしょ」
おいおい、ノリダー!
夜は新谷さんとボヤキ合いながら、随分飲んでから寝る。

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記録的な大雪に埋もれて潰れそうなウッドペッカーズ

朝、今日もニセコは雪
新谷さんの発令する「ニセコ雪崩情報」では山頂への全ゲートはクローズとの事

お客さんを迎えにヒルトンへ
今日のお客さんは80、75、75、72…年齢がちょっと高い
チセスキー場から上に登る予定でいたが、本日はゲレパウで充分との事なので、おおせのままに!
平日のチセ、さすがに空いてます。どこでもパウダーでお客さんの充分楽しんだようでした。
お客さんを送り届けて、札幌へ。
猛吹雪の中の運転が核心だったな!

MILLET RIDE ON

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ミレー共催イベント「RIDE ON」でニセコに行ってまいりました。
ところが朝から天気最悪、途中交通事故もあちこち
初日はニセコもいわでしたが、強風のためクワッド運休…
とその時場内放送「リフト券売り場横で長万部産のホタテを無料でサービス中です」
まずは焼き立てホタテに醤油をかけて、あ~旨い

さて、この猛吹雪…お客さんらはすでに温泉モードだが、こういう時はいつも「何もしないよりは、ちょっとひどい目に遭った方が後から笑える」と考える事にしている。

で、2人乗りリフトで「なんちゃってPOWDER」を無理して楽しむ
帰りがけにクワッド再開
「道場」で極上の1本を満喫

お宿は五色温泉 別館 
今夜のメニューはキャベツ・きゅうり&コンブのごま油漬け、ジャコごまご飯、けんちん汁
そのまま宴会になだれ込み、佐藤圭カメラマンの「レバノン」のスライド&トークショー
ミレープレゼントじゃんけん大会と宴は続いたのでした。
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翌朝も宿から出られないくらいの猛吹雪…
9:00頃ようやく、除雪が入ってきたので脱出してチセヌプリスキー場へ
表ニセコはゲートクローズのため、ここは難民で溢れかえる。駐車場は雪秩父も含め満杯。

徐々に天気は回復
雪質も素晴らしく、リフトでバンバン
この日は撮影しまくり、その数700枚

午後からはシールでちょこっとハイクでノートラックの大斜面を楽しむ
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終わってみれば、けっこう満腹
温泉入浴後、佐藤圭さんから全員に集合写真のプレゼント
さらに今日の滑りのスライドショーで、皆さん自分の渾身の一撃シーンを注文していました。
さすがプロ、我々のポケットデジカメとは全然違う世界を見せつけてくれました。

K2

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昨日の夜は、芋焼酎が旨くて飲み過ぎの朝を迎える…
新聞取りに下りると、けっこう積もってる。
うわ、除雪かよ!
これは、太い板持って滑りに行ったほうが、いいぞ!

さっさと除雪を済ませ、車をテイネに向かわせる。
天気も上々、まずは裏の奥の方のいい所を2本ほどいただく!

と、なにやらK2のテントが張ってあり、見慣れた顔もちらほら
小売店向けの来季モデルの試乗会と言う事なので、割り込む

性格の違う板を何台か試乗するが、どれも素晴らしい!
一番良かったのは、「BOLT」スピードロッカー
今日のハイランドのコンディションでは、サイコー!
特に上まで圧雪された回転バーンではキレキレでした。

「Shereditor 112」こいつは、パウダーのみならず、いたずら小僧にはピッタリの1台
今年使っている「ペディター」よりも身体能力は高いと見た!

ついでにK2のスキーブーツも履いてみた
なんとウォークモードあり、TLT対応と来た
堅さ130のわりに、フロントそれほど堅くなく、ハイクもOK
DYNFITバルカンの堅さに慣れていたので、最初物足りなさも感じたが2~3本滑ったあたりから調子でてきたぞ!

ん~、どれも良かった…
POWDER用、ぶっ飛ばし用、ツアー用と3台欲しいところだね…


はじめの一歩

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いや~、ヴォルグ・ザン・ギエフ勝ちましたね~
ちょっと感動しました。
…いや、こっちの話です。忘れて下さい、スミマセン。

昨日はレス研「ロープワークの基本」に50人以上の参加をいただき、ありやとやした~。
1時間半ほどの室内講義&実技なので、消化不良は否めませんでしたが、いつかどこかで、またの機会に。

そのあとの懇親会も30人ほどいたでしょうか…
相当、飲みましたね~。
消防、警察、防災などの現役隊員たちですから、そりゃ飲むわな。

今日はバレンタインデー。朝会社についてみると、お客さんから「本格芋焼酎」届いてました。
ありがとうございます。こいつが一番です。

さらに午後イチ、別のお客さんが「もう使わないから」とBDのアイススクリューハーケン エクスプレスを2本いただきました。実は先週の置戸のアイスクライミングの時、2本置き忘れてきてしまいました。
1本、7,000円くらいするので、かなり凹んでいたので、こちらもサンキューで~す。

あとは、空から雪
これもプレゼントだね
「さっきからね、降っているよね、夜空賑わす天使の羽根~今夜は積もるかもしれない…絶好調、真冬の恋スピードに乗って~」って、広瀬香美調でさ!

スーパー複合

オーストリアで開かれているアルペンスキー世界選手権の「スーパー複合」昨日、BSでやってました。
1日のうちに滑降と回転の2種目を行い、合計タイムを競うというもの。

ふだん、アルペンスキーの放送なんてないので、興奮しました。
最速115km、標高差1000m近いコースをイッキに滑り降りる。
誰もいないコースを独り占めしてぶっ飛ばせるなんて、なんと羨ましい。
俺も出場したいわ!

いっぽう、回転競技
一時は男子も155cmの短い板を履いていたが、今は165cm以上と規定があるらしいが、
降り幅の大きいオープンテレグラム、選手たちは自在に滑り込んでいた。

やっぱアルペンレーサー、スキーがうまいわ!

もし、羊蹄山の9合目から3合目くらいまでパウダーをノンストップで滑ったら、どんなに気分がいいんだろう?
標高差で1200mくらい、所要時間4分くらいかなぁ…

40歳の時、マナスルの7000mくらいの所で、気持ちよくて連続65ターンした事がある。(数えてた)
ヒマラヤのパウダーの大斜面、誰もいない。
ところが停止した途端に、心臓が口御から飛び出しそうになった。
滑っている時って、ほとんど呼吸してないようだ。
ただでさえ空気の薄い所で、死ぬかと思った。

今日はこれから「カデル2・7」で北海道山岳レスキュー研究会の「机上ロープワーク講習会」の講師
参加者は消防や警察などのレスキューのプロたちばかり…

終わってからの懇親会が楽しみなんです。
今日は講師と言う事で「ご招待」なので…〓〓〓〓

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最近読んだ本:「新日本プロレス12人の怪人」
最近見た映画:「アウトロー」
今日の昼飯:「空」の味噌ラーメンとまかない丼

もういいって! はい。

流氷に乗ったおじさん

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道東アイスクライミングツアー行って来ました。
まずは、置戸 糸引きの滝
この日は暖かで、氷も柔らかくバイルが良く刺ささった…ん?
連休初日でしたが、誰も来ませんでした。

夜は北見へ移動して、「銀座?」通りに繰り出す。
さすが北見、30分飲み放題400円! 1時間で800円
グループで行っても1人だけ飲み放題もあり!だとさ。
1時間でビール2杯と焼酎6杯いただきました。

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これは翌日の網走の夕食
ズワイガニ…めんどくせぇ~

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2日目は能取岬へ
クジラの滝を登ってからオオワシの滝へ
流氷の残骸の上を渡ってF8へ
ところが登り終わって帰ろうとしたら、来た時にあった流氷は沖に流され、海岸線は荒波に洗われていて帰れない…。高巻きして道路までラッセルで帰る。かなり疲れた〓
風呂上がりのビールがこの夜も美味かった〓
3日めも午前中、オジロの滝へ
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飛んでいるのはオオワシ
この後オジロワシもやってきました。

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登り切って終了点作り、「テンション!」って言ったら「ビレー解除OK」
テンション懸けてたら死ぬとこだったぞ!
頼みますよ~お客さん…

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流氷に乗ってご機嫌なおじさん

網走湖荘で温泉入浴して帰る
この日、網走市では送水管が水漏れして市内の6割で断水
昨日泊まったホテルもお風呂使えなかったようです。
1日ずれていたら、クライミング後風呂入れないとこだったぜ!

旭川~深川事故通行止め
どこのバカだよ〓
5時間のロングドライブで戻りました
人生色々を味わった3日間でした~my

黄金のバンタムを破った男

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百田尚樹は学年で言えば、俺の一学年上、まあまさに同じ時代を生きてきた作家だ。
話題作「永遠のゼロ」最近では「海賊と呼ばれた男」などのヒット作を連発する人気作家だ。
表題の「黄金のバンタムを破った男」は1960年代活躍した名ボクサー「ファィティング原田」のノンフィクションストーリー。

俺も小学生時代に何度かTVで試合を見たのを覚えている。
「狂った風車」と形容されたラッシュ戦法はコーナーに追い詰めた相手に80発以上連打で、たたき込んだというから信じられない。(今ならとっくにレフリーストップ)

フライ級、バンタム級と2階級制覇を成し遂げたが、後半は減量に苦しみ、試合前には15kgも減量したとうから想像を絶する。ジムに寝泊まりする原田がこっそり水を飲まないように、ジムの会長が水道の蛇口を針金で縛ったというエピソードは「明日のジョー」の中での力石徹の減量場面でも使われている。

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スピード感と臨場感あふれる表現はさすが、百田尚樹
男子におススメの一冊です。

地方巡業を終えて

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5日間のドサ回りから戻りました。
まずは、長野県川上村 岩根山荘にてミレーイベントの「体験アイスクライミング」
参加者40名にスタッフ10名ほど、さらにプレス関係やらなんやら…

岩根アイスツリーは山荘前の庭に人工的に作られた高さ15mの氷壁タワー
裏の階段から登ればトップロープの設置も簡単
また山荘には最新のレンタルアイスツールも充実、食事もお風呂も完備と抜群の環境です。

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2月2日の東京の最高気温はなんと+20℃
長野県の内陸部も+7℃とぽかぽか陽気で、アイスツリーからは水が滴り落ちる状況でしたが、氷は良く刺さり登り易かった。
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アイスツリーの裏側にはドライツーリングのハングした壁もあり、けっこう楽しめます。

夜はガイドのトークショーとスライドや抽選会など。

翌朝は-7℃まで冷え込んで、アイスコンディションもバッチリ。
2日間の講習を終え、参加者もたっぷりアイスを登りこんで満足気でした。
2日間で20トライくらいされた方も多数

いったん東京に戻り解散
翌朝、上越新幹線で国際ガイドの検定員研修会のため、谷川岳へ

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この日も気温はプラス
上越のベタベタ雪を堪能
宿泊はみなかみの冒険小屋という快適なロッジで自炊鍋

と、突然俺の携帯に35年前にスキーを2回程教えた子から連絡(現在40代)
「いや~、急に北海道の事思い出して、懐かしくなって電話しました」
倉敷からやって来たこの子は本当に言う事聞かなくて、非常に手を焼いた。
まったく滑れなかった子をプライベートで3日間ほど特訓して、なんとか滑れるようになったのだが
悪戯が過ぎて、見かねたおかあさんがゲレンデの真ん中にスキーを脱がせて立たせておいたくらいですから…

その後年賀状のやり取りはあったのだが、びっくりでした。

さておき翌日は新潟のかぐらスキー場へ
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この日なぜか、お久しぶりとかなんとかで偶然出会いが5人ほど…
やばい、近いうち俺死ぬかもと思ったのでした。

以前、山で死んだ俺の友達も直前、古い友と積極的に会ってたんだよね~
俺のは偶然の出合いだから大丈夫とは思いますが、車の運転、酒の飲み過ぎ、インフルエンザ、アイスクライミングと身の回りの危険は人より多いので注意しようっと!  my 

ディーン元気

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昨日は雷電(ライデン)にて愛スしてきました…。

オヤジギャグが受けなくて、寂しいこの頃です。
ノマド冬号24pのアイスクライミングの欄に「ディーン元気に 雷電2ルンゼ」と謳ったのですが、世間からは無反応でした…。もう、投げやりですって、自爆だね。

青森あたりの人がズーズー弁で告白すると…
「おら、おめぇのことアイスてるんだども…」となるんでしょうか?

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そんな訳で、おらも愛すてるんだ。

自宅のトレーニングルームにてバイル使って、ドライツーリングしてたら、ホールドが欠けて危うかったです。ちなみにヘルメット被っていたので無事でしたが…。

今週末は大荒れ予想の北海道を後に、長野県小川山にてミレーのアイスクライミング講習会に行って来ます。
参加者が40人もいるそうです。さすが、本州ですね!

ホッケェドーの人達も「なまら元気に」アイスクライミングに出かけよ~!my

蛇足ですが、やり投げの現日本代表の名前が「ディーン元気 選手」です。知ってるって!

富良野岳

天気予報では週末は1mの降雪予想、悪天候を告げていたせいか、山は空いていました。
まずは、前十勝岳へ。
山は上まで見えているが、風が徐々に強まってきた。
尾根上の雪はみんな吹っ飛ばされていたが、谷地形は良かった
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薄日も差して、ほわ~っとパウダー

お宿 白銀荘はメチャ混み
食堂で、バッタリ「ヤッホー」君に会う。
12~3年前のスノーボードのお客さんです。
一人で三段山滑りに来たとの事でした。

食堂も大広間も混みこみでしたが、我々は和室でゆったり
夕食メニューは手作りブルスケッタとラタトゥユにパスタ
なかなかの出来栄えでしたが、写真撮り忘れた!

翌朝は駐車場を除雪するブルの騒音で目覚めた。
すごい事になっているが、朝食後予定通りに富良野岳へ。

バーデン前の駐車場に着くとまだ除雪されていなかったが、廃土板付きのトラックが泊まっていたので
「ちょっと押っつけて」と頼むと「俺の仕事じゃないが…」と言いながらも3~4台分除雪してくれました。

ベベルイ川の渡渉地点も足場板の橋が架けられていてラクチン…でもないか!
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山は風もなく、素晴らしい雪
林間内は50cmのフレッシュパウダー
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予報が悪かったので、皆さん控えたのか、ほとんど人に会いませんでした。
my

最近のおれ

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「テッド」この映画、なまら面白い!
世界中で愛されているテディベア、子供の夢が叶って命が吹き込まれるのだが…
コメディですがR指定
笑いと涙と感動、そしてチョイエロ
国際線のオンデマンドで数カ月前に先行して見ました~

最近読んだ本:「間抜けの構造」ビートたけし…人生、間の取り方が大事ですね
今読んでる本:「黄金のバンタム」を破った男 百田尚樹…ファイティング原田の話
今日の昼めし:瑠玖の刺身定食 730円…まぐろが分厚い

今日はこれから北海道山岳ガイド協会理事会&新年会…さぁ、飲むぞ~

最近のおれ

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「テッド」この映画、なまら面白い!
世界中で愛されているテディベア、子供の夢が叶って命が吹き込まれるのだが…
コメディですがR指定
笑いと涙と感動、そしてチョイエロ
国際線のオンデマンドで数カ月前に先行して見ました~

最近読んだ本:「間抜けの構造」ビートたけし…人生、間の取り方が大事ですね
今読んでる本:「黄金のバンタム」を破った男 百田尚樹…ファイティング原田の話
今日の昼めし:瑠玖の刺身定食 730円…まぐろが分厚い

今日はこれから北海道山岳ガイド協会理事会&新年会…さぁ、飲むぞ~

復讐渓谷

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シルベスタ・スタローン主演の映画「クリフハンガー」はかなり笑える映画だったが、原作となったジェフ・ロングの「復讐渓谷」は実は実話だったのでは、ないかとのうわさが当時あった…

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「メキシコからマリファナ2トンをアメリカに輸送中だったマフィアの飛行機がヨセミテ近くの山中に墜落して
回収不能に。物が物だけに当局にお願いする訳にもいかず…その噂を聴きつけたヨセミテのクライマーたちが、大挙して崖を攀じ登り、マリファナを横取りして現ナマに変えたとか…
その翌年、大金を手に入れたアメリカ人の貧乏クライマーがヨーロッパアルプスで活躍
ドリュ西壁アメリカンダイレクトとか片っぱしから登って行ったとか…1980年代の話です。
images[1].jpg シャモニーの雄ドリュ

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昨日はアイスクライミングしてました。

そうそう、「クリフハンガー」の冒頭シーンでハーネスが外れて墜落するシーン
あれも実話があって、現在「ブラックダイアモンド」と社名を変えているが、以前は社長の名前である「シュイナ―ド・イクイップメント社」であったのだが、同社のハーネスを使用していた登山者がベルトの折り返しをしていなかったために、テンションを懸けた途端にハーネスが外れて墜死するというはんかくさいミスをおこしてしまった。原告は「ハーネスに折り返しの指示が書いてなかった」とシュイナ―ド社を提訴。そんあこんなもあって、示談金やら補償やらで同社は破産申請して、社名を変えてリスタートした訳だ。

と知ったかぶりは、今日はここまで! my





あなたが噛んだ小指が痛い

日記
18(金)
パドルクラブ共催でカムイへ行くはずだったが、7:30道央道通行止め…
転身してテイネを目指す。すでにマイカー組数人は江別あたりに達していたが、引き返してもらう。
先着組で1本楽しんだところで、全員集結!さあ、仕切り直してパウダーいただきま~す。
ゲレンデ1本も滑らず、終日パウダーを楽しんで、さあ帰るか…となった時、またしても車のキィーがない〓

先週もやってましたよね、俺…
で、またしてもインフォに届いてました、俺のカギ。ありがとう、神様!
ヤバイネ~アルつってるね~

19(土)
層雲峡 銀河の滝へ
うわっ、先客15名ほど
間をすり抜けて、最上部へ。するとあまりの雪の多さでいつもの終了点のボルトが埋もれて見つからない。
ションベンだらけになった雪面を必死に掘り返したが、支点喪失。
しかたなく、右岸側の立木でビレー 
本日から氷瀑祭り開始でさぞ、宿は賑わってるかと思いきや、他5組ほどと閑散
カムバック中国人…だな(旅館経営者)
夜、花火が鳴っていたようでしたが、すでに酩酊中

20(日)
錦糸の滝へ
すでに先行2組ほどいたので、空いている真ん中を登る
昨日に続き、本日も気温高く快適、バイルもよく刺さる

今シーズン始めの十勝岳で左手小指を軽く凍傷してしまい、いつも真っ先に冷たくなる。
で、ハンズの健康コーナーで見つけた怪しげなリストバンドを買った。
左右でなんと4200円!
これが効いた。指は最後まで冷たくならなかった。

信じやすい俺には、たいていのものが良く効く
アミノバイタルもグルコサミンも良く効く。酢を一滴飲んだだけで、身体ぐにゃぐにゃになりますから。
それにしても、このリストバンドすごい!
巻くとこ間違えたら、大変な事になるかもな…MY

雷電

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雷電へアイスクライミングに行ってきた。
今年は寒い日が続いているので、氷もカッチカチ!

2ルンゼを2ピッチ登って終了

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雷電に初めて登りに行った頃のアックスはカジタのエキスパートⅡ65cm
これがまた…大変でした〓
あの頃のアックスは刺さりづらい、抜きづらい。
おまけにハーケンはハンマーインのスナーグ…前腕パンパンの状態で、さらにハーケンをたたき込まなきゃならないから命がけでした。

二日酔いで吹雪の中、4ルンゼを初登した時の思い出はつい昨日の事のようだ…my

落し物係

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「何ひとつ忘れてはならない、そして何も持ち込んではいけない。」これは俺が尊敬するイタリアの偉大な登山家ワルテル・ボナッティの言葉だが、どうもこの頃忘れ物やら落し物が多くて行けない…。

昨日の話だが、テイネハイランドでスキーを滑り終え帰ろうとしたら、車のカギない…。
カギ入れておいた胸ポケットのファスナー全開だよ!

いつ、どこで…!?
かなり元気よくあっちも、こっちも滑りまくったぞ、ヤバいかも…〓

とりあえず、逆順でたどるがこんな広い山ん中で見つかるもんじゃない。

タクシーで家まで帰って、合鍵持ってくるかとあきらめかけて
その前にインフォメーションに声かけて…

「リフト小屋に届いてますよ」との答えに〓〓〓

どなたが届けてくれたのか?
本当にありがとうございました。
今後はファスナーの締め忘れしないよう絶対気を付けます。

そういえば若い頃から落し物多いわ、俺。
10万円以上はいった財布2回落としてます。
2回とも戻ってきましたが…世の中、みんないい人ばかり、日本サイコー! おひとよしのmyちゃんでした

最近、いいね少ないなぁ…

スカイフォール

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石狩湾から凶暴な雪雲が留萌地方に襲いかかる(本日もJR留萌線~増毛運休 猛吹雪)
札幌は快晴なのに、留萌地方の皆さん、ご苦労様です。

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年齢のせいで天気悪い時、斜面が見えずらいんだよね~…で、スミスのデカレンズゴーグル買いました
視界良好、これで復活!

「007 スカイフォール」見て来ました。
いきなりイスタンブール市街地での追撃シーン、おお懐かしいブルーモスクやバザールが…
列車の上での格闘、そしてMI6長官Mの指令で放たれた狙撃弾はボンドに命中、橋の上から川に転落、行方不明
どうなっちゃうの…!?
僻地で「世捨て人さん…」になっていたボンドはロンドンのMI6の本部が爆破されたニュースをTVで見てMの元に戻るのだが、すでにかつての力はなく、再雇用試験も惨たんたる成績
新しい局長にはMともども引退を迫られるのだが、復活して犯人のテロリストと相まみえる事となる…。
懐かしのボンドカー「アストンマーチン」も登場、俺も小学2年生の時(47年前)持ってました~
最後はアナログ戦に持ち込み、デジタル野郎に勝つ!

引退から復活、なんか似たようなの見たぞ…「バットマン ダークナイトライジング」も「ロッキー」もそんなような話だったなぁ…
と、昨日のみのもんたの「朝ズバ」に三浦雄一郎出てました。「80才でエベレスト、自身三度目の登頂」を目指すと!みのさんが「お元気ですね~」と言うと「いや、今絶不調で、これから心臓の手術を受けて…」と。
まぁ、この人の場合本番に強いので、なんとかいい結果出してほしいです。
しかも引退からの復活ではなく、70才、75才とエベレストに登頂しているので、80才での挑戦は未だ上昇中という事になる。本当に頭が下がります。
「年齢のせい」にはできないな、この人の前では!

今回の挑戦、同行するカメラマンは以前、紹介した「平出和也」しかし忙しいね、その前、利尻だろ…。
三浦先生をよろしく!MY55









パウダーtrip2日間

いい雪狙ったPOWDERハンティングツアーに行って来ました。
行き先は2~3日前発表というミステリーツアーです。

当たりでした、ルスツ方面
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ホワホワのツリーラン

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いや~、この日は旭川方面でなくて良かったです。
山はいいらしいのですが、なんせ道路がね…
高速道路ストップしたらアウトですから。ちなみにこの日は江別から上、閉鎖でした。

翌日は羊蹄山墓地の沢ルート
寒くて雪は良かったのですが、下山して温泉入浴時に参加者の足の指が凍傷寸前でヤバい状態になっている事が発覚!温泉で温めて復活したのですが…

ブーツの締めすぎ注意ですね。
あと靴下ですが、あまり厚いとこれも足が圧迫されて冷たくなりやすいです。
そこで、コレ!
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ミコのソックス…超薄なのに保温性よくブーツの中もゆるい感じです。
値段3000円くらいと高めですがオススメです。

今シーズンは寒い日が多いので要注意だぞ(my)/

新春歌手ジャズシャンソン賞

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年末年始は9連投、おかげで腰痛いわ…
1月4日 美笛の滝へアイスクライミングに向かう途中、千歳川の河靄の向こうにTHE SUNRISE

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滝は上段、下段とも雪に覆われラッセルでした。
そういえば、ハーネス忘れて登りはザイル直接「ミッテルマン結び」
懸垂下降は120㎝スリングでシットハーネス…
食いこんで、痛いの南野洋子

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MILLT のウインターブーツ「DAVAI」軽量、保温
今年はこれだね!

4日のBS「グレートサミット」は平出の「ハンテングリ登頂&撮影」でしたが、見ましたか?
平出和也…初めて会ったのは2009年シャモニーの韓国人が経営する宿「アルペンローズ」でしたが、その日本字離れした顔に
思わず「ナマステ」(ネパール語のあいさつ)と言ってしまった。
彼は前年、谷口けいと組んで登った「カメット南東登攀」が評価されて「ピオレドール賞」に日本人として初めて選ばれた世界でも屈指の登山家 その授賞式にシャモニーに来ていたのだった。

去年の夏、宮ちゃん主演のBSフジの「絶景百名山 大雪山」の撮影の折のセカンドカメラマンでした。
その撮影の翌日から「ハンテングリ」に向かうとは言ってましたが…
そいうい事だったんですね!

厳しい天候が続くなか、わずかなチャンスで登頂、そしてパノラマ撮影
まぁ、彼でなければ不可能な仕事でしたね!

今では、日本屈指の山岳ムービーカメラマンです。

その平出と「うちの大輔」が組んでこの冬、利尻の壁を登り、滑ります。
しかもNHKの特番で!ヤバイですね
好ご期待、こう動きたい、こう着たい…

本年もよろしく~(my)




天国から地獄

29日はルスツへ 晴れたが冷え込んだ
おかげで雪質は極上の超パウ!
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ランチは、いつも「オムライス」と決まってます

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午後になってもいい雪 変わらず
北海道サイコ~

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30日はキロロから余市岳を目指すはずが、強風のため「お子様リフト」以外、全て運休!
急遽、計画変更して1107峰を目指す

ぼたぼた雪が降る中、急な尾根を頑張って07の肩まで登る
気温が高く、シールだんごのトラブル続出
スキーとボードの2チームに分かれて、それぞれいい所を目指したが…

超湿雪で、全然滑らない
まるで「大リーグボール養成ギブス」状態
しかも、途中から雨に変って、ウエアも手袋もグジョグジョ

あまりにみじめで写真撮れませんでした
こんな状況でも、なぜか皆さん、それなりに楽しそうだったのが印象的でした。

昨日は天国、今日は地獄、そして明日は…全山アイスバーンか

では、皆さま良いお年を!(my)/

本日キロロ

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本日のキロロは強風でゴンドラも長峰も減速運転
まずは、長峰へ…
斜面を駆け登って来る風に、身体が押し戻されてスピード出ない
2本滑って、あきらめてゴンドラへ
減速してるから、乗ってる時間長すぎ

今年からオープンした上級者限定のパウダーコースいいね!
ゴンドラの横っ腹のとこです。

キロロの売店で、焼き立てのチョコチップメロンパン食って帰る。
今日はお疲れ気味なので、あんまりおもしろい事 言えません
明日はルスツにいます(my)/

こそ練とワックス

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こそ練、行って来ました
アルペンブーツにカービングスキーはいて、朝一のグルーミングバーンをカッキ~ンってな感じで!
やっぱ、スキーは固いバーンで滑らんと上手くならんからね。
お気に入りはキロロの長峰、オリンピアの聖歌台、ハイランドの回転バーンあたりです。

そういえば、こないだオリンピアで4時間券と言ったら何も聞かずにシルバー券よこしたぞ!
(オリンピアは60才から適用)まぁ、安くて良かったんだけど、そんな見た目ジジぃかなぁ…
傷つくねぇ~

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これ安藤SNOWMANナオヤ制作のペースト状ワックス
滑走面にチョンチョンと塗って、コルクとフィニッシュマットで伸ばしてやるだけ、
超簡単なのにかなり滑る!
感じとして2本目くらいから滑り出し、7~8本めまで滑りの良さ継続

こうなるとホットワクシングとかやってらんないねぇ

とりあえず、この日のゲレンデで一番走ってたようです。
緩斜面でぶっちぎりでした。

1時間半ほど滑って帰る事にして、車のところでかたずけていると、俺より若そうだけどおじさんが通りかかったので、シルバー4時間券を1000円で売り付けました!
お互いの利害が一致してHAPPY
その1000円は「そら」の味噌ラーメンとまかない飯に!合わせてちょうど1000円

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狸小路5町めを6丁目側に出たとこ「空」

今日のところは、そんなところで!またね~(MY)/

三段山雪崩事故

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先週の三段山雪崩事故の後、「北海道雪氷災害調査チーム」では翌日すぐに、現地調査に入りました。
事故は三段山の白銀荘コースの2段目で、4番目の滑走者が自らトリガーとなったものです。
みんなが、いつも滑っているとこです。
埋没者のスキーが出ていて、下にいた3人が15分ほどで、掘り出したとの事。
また、都合良く通りかかった医者、看護師を含む他のチームが、すぐにCPUを施したにもかかわらず…

埋没後、15分以内に掘り出せば、生存率90%のはずが、10%のほうに入ってしうとは…。

今冬は11月の豪雪に始まり、例年の2倍の数の低気圧が通過しているとの事
明日からの連休、何事も起こらない事を望みます
俺、旭岳だし!

今日の記者会見の様子は本日18:15からのHTBおよびHBCニュースで放送予定
明日の朝刊にも出る予定
安全第一、ホテルだいいち、新党だいち~…スミマセン〓 my/

KIRORO激パウ

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昨日のキロロ山頂、-11℃
ゲレンデ内は寒すぎて、板走らずでしたが
コースアウトしていただいたパウダーすごかったです。

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今期はK2のパウダーロッカー「ザ・ぺディタ―」を履いています

ここで解説
近年流行りのロッカースキー そのネーミングは逆反りの形状のロッキングチェアーになぞらえたもの。
トップとテールがそもそも浮いているので、深雪での操作が簡単

筋力低下を自覚するこの頃ですが、ロッカーのおかげで、まだまだ元気!現役ですって、なんか精力剤のCMみたいですが…。
多少がたつきのある斜面でも安定してて「悪いね!」って感じです。

イケイケ派はもちろん、残り少なくなったスキー人生の後半のエポックとして
ご高齢のノマドのお客様にもおススメします。
なんかジャパネット高田風ですが…

あいつで、羊蹄山の上からぶっ飛ばしたらサイコーだろうなぁ…
攻めさせて!my/




銀河ICE

例年にない大雪で、毎朝の除雪で凹んでいますぅ~

「きっと凍っているぞ!」 とあたりをつけて層雲峡銀河の滝にアイスクライミングに出かけて来ました。
となりの流星の滝は轟音発していましたが、銀河の滝はバッチリ!

駐車場で段取りしていると観光客やタクシーの運転手に声かけられる。
「え~、あんなとこ登るのぉ~」
毎度の事なので、適当にあしらい、まずは長靴で石狩川を渡渉…
お客さん、長靴に穴が開いていたらしく浸水〓 替えの靴下あって良かったね

さあ、ここからは今シーズンの初登らしくトレースもなく、腰ラッセル〓
30分雪と格闘して、どうにか取り付き地点着

さっそく左はじのやさしい所にトライ
気温が高く、暖かいのでアックスが気持ちよく決まる
中断あたりで、バシッとアックスを打ち込むんだ途端、ズンとドルビィー効いた重低音
真横に氷が割れてクラックが走る
以前、滝が崩壊したことあったので、その時の恐怖がよぎったが、無事

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さすがに氷はまだ薄く、スクリューが岩に当たるが、手も足も一発で気持ち良く決まる。

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危ないってば…Y島さん!

お客さんたちも気持ちいい~連発してました
トップロープにして3~4ルートトライ

再び、川を渡って観光客賑わう駐車場へ

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こちらは、先日の雪崩講習会の1ショット
断面観察中…その後この掘り出しを使って埋没体験する事になるとは、この時点で知る由もなし!
 
平日アイス受付中…ご相談くださいmy/

パドルクラブ共催雪崩講習会

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昨日はテイネ山にて、雪崩レスキュー講習会を行いました。
参加者の使用ビーコンはマムートの緑/エレメントが過半数超えでした。
(自民党並みだね!)
値段はお手頃(39800円)でカット機能を備え(発見済みのビーコンの電波を切る)
ビーコンとしての機能は充分OK
受信切り替えがやりずらいが、まぁ許す!

昨日の講習内容は
1.ビーコンチェック
2.積雪断面観察
3.シャベルコンプレッションテスト
4.ハンドテスト
5.ビーコン捜索 
6.埋没体験
7.シナリオレスキュー3パターン

この間に、過去の事故事例紹介や道具の話など交えながら、けっこうまじめにやりました。
講習会だけに、昨日はオヤジギャグを控えました。

雪を知り、己を知れば、百戦危うからず by 宮ちゃん

まぁ、儀式のようにコンプレッションテストをするよりも
リスクを減らす行動を身に着け、最大限にパウダーを攻める事です。

そして万が一、雪崩現場に遭遇したら…
1.ビーコン受信切り替えからピンポイントサーチ
2.ゾンデで特定
3.掘り出し
ここまで15分以内に!

講習の最後に
「俺自身、知り合いや関係者を雪崩で10人近く失っています。雪崩事故は雪山で遊ぶ人にとっては
他人事ではありません。気を付けて、良いシーズンをお過ごしください」と締めくくったのですが…

三段山では、雪崩死亡事故が…
雪崩の規模はそう大ききもなく、発見も早かったようですが
たぶん、雪でむせたんでしょううね
アバラング装着してれば…
ご冥福を!・・・・

ノマドHPの雪山の安全対策見て、いいね!をよろしく〓





FURTHER

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昨日はpatagonia札幌店にスノーボード映画「FUTHER」の上映会に行って来ました。
伝説のスノーボーダー:ジェレミー・ジョーンズのチームが世界各地へ魅惑のラインを求めて遠征

恐ろしく狭細いシュートや超急斜面を滑るシーンが次々と繰り広げられ、興奮させられましたわ。

通常、あの手の斜面はヘリで着陸して、ガーっと飛び込んで行くのが、お決まりなのだが
今回の連中は、その斜面をまず登って行く。
ハーネスもロープも付けず、斜度60近い斜面を登って行くのだが、それがけっこうヤバい。
雪の斜面をボードブーツでピッケル1本頼りに登って行く姿は、普通のアルピニストが見れば
どう見ても危うい。

そして稜線からまっすぐ飛び込んでくる。攻める、攻める。

滑りたいから、どんなとこでも登るというど根性に関心させられました。

スノーボードはもう5年以上してないけど、気持よさそうだったなぁ
でも、もうやらないだろうなぁ…
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映画終了後、抽選会があり“冬パタゴニア”のロゴ入りTシャツ当たりました~(my)/

年の瀬に

この時期になると訃報や引退会見増えますね。
中村勘三郎、森光子、ゴン中山、浅尾美和…
小沢正一さんの「小沢正一的こころ」は俺が学生時代からやっていたし、ツアーの帰りなんか車のラジオで聞いたりしてたけど、放送1万回を越えるというから驚きだ。

ところで、今週号の少年ジャンプ
「こち亀」…なまら傑作
両さんがサンタに扮して、アフリカの内戦地帯に送り込まれ、Xマス休戦に持ち込めといミッションを
オヤジギャグで敵側と合意、停戦にまで持ち込むという話なのだが…
セブン11で立ち読みしてたんだけど、こらえきれず声出して笑っちゃいました。涙まで流したよ
いや~、親父ギャグはオヤジの心に突き刺さるね!

少年ジャンプはもう45年間読み続けています。
そのうち「こち亀」は35年くらい連載しているから、すごい!
話題の奥深さもさすがで、ギャグはもちろん、人情もの、ITもの、マニアもの、軍事もの…と毎回多彩
日本では「ゴルゴ13」の46年と並ぶ2大巨頭だね。

おっと、「サザエさん」がいたか…

少年ジャンプのすごい所は、新人まんが家の発掘がうまいところ
「男一匹がき大将」「ハレンチ学園」「あられちゃん」「スラムダンク」「NRUTOナルト」「ワンピース」など
話題のまんがを数えたらきりがない。

作者の秋本おさむ氏には、これからもず~っとがんばってもらいたいが、サザエさんの作者の長谷川まちこの
ように、死後も連載が続くというのは無理だろうなぁ

おじさんは、おじいさんになっても「こち亀」読み続けます
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シルバー割

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嬉し、恥ずかし、シルバー割引!
積極利用せんとな!

札幌国際スキー場は木曜日がシルバーデイで1日券なんと1000円

金曜日はエロオヤジDay…
なんちゃって〓

暴風雪警報イエィ

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今日はすごい吹雪でんな
雪山讃歌の歌詞に「荒れて狂うは吹雪かぁ雪崩~ 俺達やぁそんなもの恐れはせぬぞ~」ってのがあるんだが
これお気に入り!

山で吹雪に遭った時には、歌ってます。あとユーミンの「ブリザード」とかも
今日みたいな吹雪の日は山に居たくないですね…

それから、あと辛い時には水前寺清子の「365歩のマーチ」おススメです
「幸せはぁ歩いて来ない だから歩いて行くんだね~ 一日一歩 三日で三歩 三歩進んで二歩下がる」
急斜面の先頭ラッセルはまさにこの状態ですから…
そこですかさず歌う「人生はワンツーパンチ 汗かきべそかき歩こうよ 腕を振って足を上げて
ワンツー ワンツー 休まないで歩け~」と来たもんだ!

学生時代、重荷でバテテる後輩の耳元で歌ったら、睨まれましたが…「休まないで歩けぇ~」ってか

大谷翔平投手…来そうな気がするなぁ
日本球界では最も選手育成システムがしっかりしている日ハム
入るとしたら日ハムしかないでしょう
4番ピッチャー大谷…おっと4番は決まっていたので6番くらいかなぁ
でもパリーグはDH制だから、登板の無い日に打者として…どこ守る?

松井やイチローの今後もどうなるんでしょうか…?
年俸ダウンを小笠原のように受け入れられるのか…?
たぶん「メジャーでやれるのなら」という理由でOKだろうな

俺もガイド以外の仕事するなら、死んだ方がいいと思ってるしぃ…
(my)




週末の結果

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土曜日は「臨時 おばさんのためのビーコン講習会」を札幌国際スキー場山頂裏にて行いました。
なんでも、若いモンと一緒の講習だとみんなビーコンに向かってガーッと走って行く姿に圧倒されるんだそうです。

その夜は今年最初の忘年会
飲み放題には、めっぽう強く死ぬほど飲みました。
さらに2次会…なんと「つる」は満席でとなりの「焼き鳥キィー」へ
手羽先うまいが、3人前であんなに来るの~!

帰る頃には雪がガンガン降っていた、よし明日は行くぞテイネへ!

朝起きて、さあ行こうと玄関を出ると大雪原…
うちの前、除雪車入らないので手除雪、しかも範囲が広い
くそ~と思いながらも除雪頑張る
だんだん腰も痛くなってきて「スキーやめとこうか」とも考えかけたが
奮い立たせてテイネへ

天気は快晴
新雪40㎝ こりゃええわ

シルバー券は60歳からという事でまだ買えない
ちなみに国際スキー場は55才からなのでストライク

久々のスキー、しかも筋力低下で最初の2~3本は足に来たが
徐々に調子に乗って男子大も含め10本程滑りまくる

まだまだイケるぞ、おじさんパワー

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という事でシーズンイン
さらに今夜は第2回忘年会〓(my)

ノマド十勝岳合宿

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スタッフ合宿で恒例の十勝岳へ2泊3日で行って来ました
初日は吹雪の十勝岳温泉駐車場でロープワークやレスキューなどを確認
駐車場にテントを張る

翌朝、立山から直行のDaxも合流してカミホロへ
出発時はガスの中だったが、突然晴れる

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十勝岳が夕焼けに染まる頃までトレーニング

カミホロ避難小屋で恒例の激寒宴会
これもトレーニングと2日間で6リットルの焼酎を飲み干す

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翌日は猛吹雪
稜線上は30mの風で、時折あおられる

この3日間でガイド達は皆、冬山モードにギアチェンジしました
ご安心してご参加ください。my

立山、出たでぇ~

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ひさびさにこの時期の立山に行ってきたぜ

ガイド協会の山岳スキーガイド研修、参加者は講師も含めて23名
富山県立山町の登山研修所に集合して、初日はロープワークやそり制作など

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翌日はアルペンルートから室堂へ上がる予定だったが、降雪で除雪間に合わず富山県側が閉鎖
急遽、長野県側の扇沢まで迂回してからの入山
えらい遠回りでしたわ…
まっ、俺は車に乗せてもらっていただけなんだけどさ

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翌日、快晴!
積雪も所に寄り2m超
どこでもPOWDER

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研修とはいえ、とりあえずいただきまくりでした

いや~立山ええわ
乗り物ですでに標高2500mですから~
こんだけ晴れるとどこでもどうぞ状態
夕方には全山トラックでギタギタでしたが

参加者が言うに「こんな日にお客さんを連れて来たかった」と
翌日から天気は下り坂
この連休はどうだったんでしょうね?

研修会終了後、富山側アルペンルートは開通していたのだが、車置きっぱなので再び長野県側へ
富山に戻ったら21:00過ぎてました…

ドキドキの初滑りでしたが、去年の自分に会えて安心しました(my)

BC入門スライド&トークショー

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16日にパドルクラブ札幌店で行ったスライドショーには多くの方にご参加いただき、ありがとうございました。
皆さん、熱心に聴いていただき、またメモを取っている方や質問も多く出て「ホームの雰囲気」の中、非常にやりやすかったです。

恒例となったこの時期の入門机上講習会も回を重ねて、たぶん8年目くらいになると思いますが、第一回めは
参加者が3~4名くらいという淋しい時もありましたねぇ~
「石の上にも3年!」と昔の人はうまい事言ったもんだなと感心させられます。

12月16日パドルクラブ共催の「雪上雪崩レスキュー講習会」にも多くの方の参加をお待ちしてます。

17日、雨降る中、小樽赤岩にてドライツーリングの講習行ってきました。

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岩はズブ濡れでしたが、アイゼン&アックスでのクライミングは濡れていても滑る事がないので
「そんなの関係ねぇ」でけっこう楽しめました。
初参加のI沼さん「いや~、これ面白いねぇ」と連発
アックスがクラックに決まった特の感じがいいんですわ…普通の人には理解不能でしょうが。

札幌への帰り道、高速道路から見た「ONZ」スキー場、雨で雪が溶けて大変な事になってましたが
今日は冷えてきたので、人工雪どっさり作っていいかもね!

森本さん

NHK森本さん、なんて事を!

森本さんが、札幌NHKにいた10年ほど前?夕方の番組「ほくほくテレビ」のスタジオに呼ばれて
2時間半ほどゲストとして出演した事がある。
どんな内容だったか忘れてしまったが、不慣れな俺が詰まりかけると素早く助け舟をさりげなく出してくれたのを覚えている。ほんと、テレビで見たまんまのさわやかさんだったのだが…

思い出されるのが「その時歴史は動いた」の松平さんも過去に、酔ってタクシーの中で暴れて警察の御厄介になり、即座にニュースキャスターを下ろされた事だ。今回のケースは降番だけでは済まないかもなぁ

お堅いはずの国営放送も四角い画面から出ると、色々な形に変化しちゃうんだろうなぁ
酔ってて記憶にないというのは、俺もしょっちゅうあるので気をつけないと!

女性には理解できないかもしらんが、男は50才前後のいい歳こいた時に、この手の事件をよく起こす
それも公務員とか、会社の偉い人とかが多い
女子高生のパンツを携帯で写したり、覗きをしたり…
悲しいかな、枯れ行くオスの最後のあがきなのかもしれん。
どうか、寛大な心で、そのうち民放のアナウンサーとしてカムバックしてくる日を俺は待ちます


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勝った!

いや~、昨日の試合!興奮しましたね。
長友だよ!躍動してたね
先制点は今野からその長友、そして清武のゴール
後半、追いつかれて40分過ぎ、パス回して引き分け狙いかなと思ったら
酒井高のドリブル突破からセンタリング、遠藤のアウトサイドの流しからオ・カ・ザ・キィ~

にしても昨日の本田は、あまりイケてなかったな あんまり走ってなかったしぃ
今野はさすが!といった感じ
特に相手のオーバーヘッドキックが顔面にぶち当たった時には、あちゃ~と思ったが
さすが頑丈!そこがZacのお気に入りどころか?
出場停止だったイラク戦を除いては、全試合出場の不動のセンターバックだからね
もとコンサドーレだし

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今日の天気予報は平地でも雪と言ってたのに、なかなか降って来ないな
来週は立山でスキーです。もう宅配で送ったし
向こうは雪あるらしいです。

おととし、この時期の立山で雪崩死亡事故ありましたよね
何事もなく、シーズンインになる事を願いますわ(my)/

アウェイ

いや~、完成!
16日(金)パドルクラブでのスライドショー、けっこうよくできました!
おもろいでぇ~…お楽しみに!来てね!

と言う事で今日はサッカー日本代表が敵地オマーンでアウェイの戦いとなるのだが…
アジアは広い!サッカーでは極東日本からオーストラリア、アラビア半島までがアジア地区となる。
本日の試合会場となるマスカットには、国際線乗り継ぎの経由地として降りた事があるが、日本からは10時間以上の移動だ。おまけに気温33°!晩秋の日本から行くとそれだけで、体調不良になりそう!

オマーンは日本とは友好国だが、他のアラブ諸国となるとホテルの食事に下剤を混入されたり、選手たちが宿泊するホテルのそばで朝までどんちゃん騒ぎを敵サポーターがしたりと大変だそうだ。
また、スタンドは適地サポーターで埋め尽くされ、好プレーにもブーイングが飛ぶやりづらい雰囲気となる。

山は…
午前発信にも書いたが、「オンサイト」の考え方からすれば、アウェイはない!
むしろ誰にも公平だ。しかし、街では…

以前、「登山者安全集会」というのを札幌共催ホールで行った際、司会者を任された。
会場は300人くらいの人が入っていたのだが、札幌会場という事もありホーム開催の気楽な気分でいた。
でもって、悪乗りしてホールの天井、高さ15mくらいの所からスポットライトを浴びながら、懸垂下降で舞台に登場した。

拍手喝采のつもりでステージの上の降り立ったのだが、あまりに予想外の出来事に会場は冷え固まった。
天井からザイルを引っこ抜き、巻き上げる間の辛かった事!
ファインプレーに対するブーイングよりも辛い、無視…

アウェイの意味には「敵地」という意味ともうひとつ「場違いな…」というのがあるが、まさにそれ。
今週のパドルクラブでのトークショーがそうならないように願いたい!

代表チーム、今日は香川も内田も駒野も怪我で欠場
不安もあるが、がんばれ!おじさんも遠く離れた日本から声援送るぞ!(MY)
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雪まだかい?

20年くらい前は11月の10日くらいには、中山峠オープンしてたんだがなぁ…
雪が降らないと仕事もないので、死んじゃいそうです。
と言う訳で、ヒマなので朝イチ、ブログ更新…

先日の中国万里の長城での日本人遭難について、思う所を…

マスコミ各社はAMZ社が「現地の下見をしていなかった」事に絡んでいるようですが
実際、同じような吹雪の日に下見を行うのなら遭難当日の判断材料として有効になるだろうけど
天気のいい日に歩いてきた事が参考にはならないからなぁ…

冬山の偵察を夏に行ったって、はっきり言って何の役にも立ちません。
うそだと思うんなら、冬の円山、あるいは吹雪の日の藻岩山に出かけてみるといい。
登山口の駐車場とトイレの場所くらいは、参考になるかもしらんが、山の中はまるで別世界。

ガイドには、そもそも「オンサイト」・・(岩登り用語だが、要するに初めて行った所でも適切な判断と行動をする能力)がなくちゃダメでしょう。そこが添乗員とガイドの違いなんだから!

問題なのは、悪天候になるのを解っていながら出発したガイドの判断
そして、生死を分けたのは参加者の個人装備と体力

これはトムラウシ大量遭難の原因とまったく同じ事。

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吹雪くとこうです!
これで、風速18m

とはいえ、ガイド仕事に天候急変と困ったお客は付き物で、いつでも明日は我が身の出来事として
戒めておきます
では、調子が出てきたので 仕事に戻ります。

11月16日(金)19:00~20:00
パドルクラブ札幌にて「バックカントリー入門」のスライド&トークショーやります。
無料…よかったら、おじさんに会いに来てね♡…(my)

Banff

日曜日、久々に空いていたので「バンフマウンテンフィルムフェスティバル」プログラムA&B両方とも見て来ました。合わせて5時間! 腰もけつも痛くなったが楽しめました。Tbayさん、ありがとう!

個人的によかったと思ったのは「コールド」
パキスタン ゴッドオースチン氷河のどん詰まりに聳える8000m峰G2の冬期初登の記録
-36℃の極寒の中での無酸素登頂は見ているだけで、凍えてくる。
俺自身もアラスカで-30℃の中を3日連続、登山活動した事があるので、よ~く解ります
あんな状況でよく撮影したもんだ。今はGOPROのおかげでヘルメットにカメラ装着して
手袋脱がずに操作できるからなんだろけど、極寒の中でバッテリーを切らさないためには
相当よけいな気を使わなければならない。

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プログラムBの方で良かったのは、ヨセミテエルキャピタンのスピードクライミングレース
ユマールが食いこんで外れなくなったシーンはこっちまで、ハラハラさせられたよ。

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登山は個人の楽しみであり、自己満足の世界とは言え、スポーツクライミングにおいては、グレードとタイムを競うのはありだ。
我々の世代は、冒険にしろ登山にしろフィルムで記録する事はほとんどしなかったな。
せいぜい「岩と雪」に発表するくらいだったし、写真もろくに撮ってなかったなぁ。
シビアな登山の時にはカメラの余裕もなかったしなぁ…。

以前、エベレスト南西壁を登った「ダグ・スコット」の講演を聴きに行った事がある。
その時スコットは「私はこの1枚の写真を持って世界を講演して回っている」だった。
かっけぇ~
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ここ最近流行りの「登頂の喜びをお茶の間と共有」とは随分、軟弱なスタイルじゃあないか?

かつて最強のソロクライマーに鈴木謙造とい人物がいた。
彼は物言わぬクライマーであり、記録を発表する事もしなかった。
ところが、当時「谷川岳の烏帽子奥壁の冬期ソロ」をやった奴がいるらしいとう評判があった。
ある日、土合の駅かなんかで居合わせた他のクライマーが声を懸けた事から次々とその偉業が発覚
彼には、野心も自己顕示欲もなかった。その後は衆人知るところとなり、数々の輝かしい単独登攀を成し遂げて行くのだが…最後はシャモニーのミディ北壁で墜死している。

冒険は誰も見ていないところで、ひっそりと行われている。
鈴木は「自分が自分であるために」覚悟を持ってトライし続けた。
死んで花実は咲かないが、理解はできる…

ともあれ、バンフ作品はどれも純粋であり、また我々をその世界へ引きずり込んでくれた事に間違いはない。
来年も素晴らしい冒険と作品に出合える事に期待してます(MY)

山の友に寄せて

今から15年前、俺達はマナスルを目指した。
国内の岩壁は本より、アルプスやアラスカ、ヒマラヤで多くの経験を積み、ついに8000m峰への挑戦の機は熟した。メンバーは20歳の大輔をはじめ40歳だった俺も含めて6人

悪天候にキャンプを潰されたり、同時行動していた世界的な登山家、小西政継さんの遭難なども重なりながらもなんとか立て直し、7900mの最終キャンプまで体調万全で入ったのだが…

吹き荒れる強風で時間切れの敗退とはなったが、当時としてはマナスルにおける最高地点からのスキー滑降を成しただった。

時が過ぎて、それぞれが自分の道を歩いていたが、たまに東京で会うか!という事になり
15年ぶりに集まった。

集まれば、時を越えていっぺんに昔に戻る。あいつも、あいつも、そのまんまだ。
忘れかけていた昔話に花が咲き、うまい酒を飲んだ。

再会を約束して、おじさんたちはまたそれぞれの暮らしに戻って行った my

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ひどい男

お客さんから、傑作届いたので紹介します。

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「おっ、うまそうだね~」

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「やらないよ!」

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「さぁて、登るかぁ!」
「・・・落ちろよ!ワン」

海賊とよばれた男

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平均気温が15℃を下回ると脳の働きが活発になり、読書に適する季節になるそうです。
そんな訳で秋の夜長を楽しむおススメの一冊

百田尚樹の「海賊とよばれた男」上・下
出光興産社長の一代記
敗戦によって全てを失った国岡鐡造は、日本の復興と自分の信念を懸けて多くの困難を克服し国岡商店を再興する。中でも、日章丸がイランから石油を買い付けてくるシーンは感動ものだ。
前篇では「永遠のゼロ」の宮部がちらっと横切るシーンも…

国岡のように生きてみたいと思うのは俺だけではないだろう
まだまだ、引退には早いぞと自分を戒めました(my)

昨日は銭天クライミング

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おじさん2人と俺
つまり おじさん3人で銭函天狗岳のクライミングに行ってきました。
東向きの壁は午前中は暖かだったが、午後になった途端、寒かったなぁ~

昨夜のサッカー 国際親善試合 対ブラジル戦
4日前のフランス戦勝利の余韻もあって、もしかしたら…と期待はしたのだが結果は4-0の大敗
ネイマール、カカなどのファンタジスタを揃えたブラジルの攻撃陣
ゆっくりパスを回していたと思ったら、いきなりトップスピードで切り込んでくる。
負けましたが、ブラジルサッカーに魅了もされたな

「いらっしゃいませ、こんばんわぁ~」は4~5年前からコンビニで始まった挨拶
それまでは「いらっしゃいませ~」が基本だったので、思わず新鮮に感じて
「こんばんは~」と返していたっけなぁ…ああ、恥ずかしい

あの「お釣り手」も気になるところ…
コンビニの店員がお釣りを返す時に両手で包みこむようにして、軽く手が触れるように渡してくれるアレさ。かわいい女店員なら、嬉しいが、おじさん店員と手が触れ合うのは気色悪りぃな   やめてくれ

昔、インドを放浪していた頃
駅のホームで茹で卵を買ったら、あの黒い手で剥いてくれて、さらに唐辛子入りの塩を降って、なんかの葉っぱに包んで渡されたのにも、かなり驚かされたが…。
触れ合う距離は微妙な問題

さあ、今日からCS
GO GO ファイターズ!

北大スキー部創立100年

北大スキー部創立100年記念のシンポジウムに呼ばれて、短い講演をスライドショーで行ってきました。
内容は「最近の山岳スキー事情」と言う事で、俺のスキー人生50年を通して見た山岳スキーの変遷とこれからについて…

他に、芳賀スキーの芳賀さん、つるの大内さん、ニセコの新谷さん、元ドルジェの石川さん、三段山の
大西さんなど8人が喋りました。新谷さんなんぞは、原稿なしの出たとこ勝負で話してたからなぁ~
岳人連載中の「北の山河抄」とギャップ大き過ぎ

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終了後、懇親会で北大の連中に混じって、けっこう飲みました。

ところで、北海学園山岳部だった学生時代、北大の山スキー部は定山渓を挟んだ対岸に冷水小屋と無意根小屋というライバル関係にあった…
さらに、あの頃F女子短大山岳部の女子部員をめぐっても、ライバル関係にあったのだった。
山ガールなんてのは、当時存在しなかったので若い娘が山に来るのは稀だったからなぁ。

女子部員たちも、バランスを考えながら冷水小屋と無意根小屋に通って来ていたのだが、ある日…
よせばいいのに俺の先輩が女子部員をデートに誘ってしまった・。
その先輩は後輩の我々に「デートの約束を取り付けた」と自慢していたのだが。

果たして待ち合わせの当日、緊張の面持ちで三越の地下に立っていた先輩の前に見知らぬ女性が…
「あの~○○さんですか?」
「はい」
「すみません、姉は今日来られません」
「・・・・・」
携帯もメールもなかった頃の話である。

先輩の口から、事の顛末を聞いた我々は腹を抱えて笑い転げた。

先輩が余計な事をしてくれたおかげで、それまで良好な関係を保っていたF女子大との関係は急にギクシャクしたものになり、彼女たちが冷水小屋を訪れる事は二度となかった。

懐かしい青春の1ページを思い出させてくれた1日でした。(my)

大雪山同窓会

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恒例「トムラウシ縦走同窓会」も11年目を迎えました。
思えば12年前、旭岳からトムラウシへ苦難の縦走を共に乗り越えた見知らぬメンバー達がその後結束。
毎年、スタッフ(俺)も含めて山に行こうと集って、今年で11年に…
今年はお母さんになったaiちゃんも久々に参加、大いに盛り上がりました。

山は道東の標津岳
天気にも恵まれ、のんびり登山の良い一日となりました。

明けて、翌日は山には登らず「厚岸牡蠣まつり」に参加
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1日あたり4500人来場するという盛り上がり様でした

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焼き牡蠣、LL1個180円…

この日は忘れ物を2回も取りに戻らされるというタイムオーバーをやらかしたSatoさんが、全員分ご馳走してくれました。ごっつぁんでした~

すでに来年のコースも決まり、再会を約束して解散

3日で走行距離1000kmはぁ~
そして翌朝の便で、東京出張でした~my

黄昏て…

週末は台風接近で雨予報でしたが、予定通り「剣山と芽室岳」へ

道央道が夕張から先も繋がったため、十勝清水ICまでは札幌から2時間足らずで到着。
幸い雨には降られず、雨具も着用せず剣岳に登頂

その日は登山口にある剣山山小屋に泊まる
夕食メニューは「若鳥おろしポン酢」と「ミネストローネパスタ」!
今回の参加者は80歳を筆頭に平均年齢74歳!の黄昏チームでしたが、「おかわり」続出で完食
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翌朝、台風がますます迫って来る中、芽室岳へ
登山口にはすでに車が数台
とりあえず、雨具なしで笹の中の1本道を淡々と登る。

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山々は9月の残暑で紅葉に程遠い状況でしたが、さすがに1800mの稜線近くまで登って来ると色づいていました。今年初めて見る紅葉でした。
雨には当たらず、登山口から3時間半のオンタイムで芽室岳登頂

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この日は地元の高校山岳部員やら、その他、若い人がけっこう登って来てました。
最近、山に登る若いモン増えましたね~

初老ガイドと後期高齢者チームは頂上を後にする。
最後の1時間は若干、雨に当たりましたが2時間のオンタイムで下山!

駐車場で靴を履き替えていると、約1名、頭から流血してるではありませんか!
「どうしたんですか?」とりあえず、洗って、押さえて止血。
本人「聞かないでくれ」というので、聞きませんでしたが、どうやら駐車場で転んだようです。
「災いは、忘れた頃にやってくる…」「年齢は足元からやって来る」
戒めとして、忘れないようにしましょう。

芽室町で温泉に入り、ビール飲んで、満足して帰る・・・・がぁ!
台風影響で千歳発着便もほとんど欠航
大阪、名古屋、東京、札幌、室蘭、小樽と各地から参加の皆さん、それぞれの状況に合わせて解散
お疲れさんでした~(MY)







井本のマッターホルン

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昨日の「イッテQ」で珍獣ハンター井本が、ついにマッターホルンに登頂しましたね!
登攀タイムが5時間40分くらいだから、芸人としてはりっぱなタイム!
もっとも、通常のお客さんだと、途中のソルベイ小屋まで2時間半で登れないと、スイス人ガイドは
そこで登攀中止にしてしまうのだが…。
ガイド側も頂上ヘリピックアップだったから、突っ込んだんだろうけど。

ところで、この「井本効果」数年前から、けっこう反響あります。
当社のツアーでも「キリマンジャロ」や「モンブラン」の申し込み増えてます。
「井本が登ったくらいだから…」

昨日の番組でも紹介してましたが、ガイドが付きっきりで、しかもトレーニング山行を充分こなしていました。芸人に登れたのだからと調子に乗ってはいけません。
けっこうガイドも命がけです。
だいたい、マッターホルンなんぞは、下山の時の方がよっぽど大変です。
たいていのお客さんは、2~3回スリップします。
ザイルで繋がっているガイドが瞬時に止めないと、もろとも引きこまれて二人とも、一巻の終わり!

この夏のモンブランでも6回落ちたお客さんがいらしまして
現地フランス人ガイドが「おいおい、もうちょっとトレーニングしてまともな奴を連れてこいよ!」と
かなりきつく言われましたから・・・。

だいたい、スイスツエルマットの「マッターホルン事前テストシステム」
昨日もやってた「リッフェルホルンでのクライミング」や「ブライトホルンの縦走」なんぞは
あまりにレベルの低い日本人客が増えて、ルートが渋滞を引き起こすので
そのための網掛けの為に始まったシステムなので…。

テレビを見て、ひそかにマッターホルンに闘志を燃やしかけてる人がいたら
まずは、日本で充分岩登りの力を養う事ですね!

辛口でスンマセン(my)

紅葉してない

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定天に行ってきた。
白井二股からではなく、下流側の神居橋の所から行った方が、林道歩き短い(15分)
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熊が登った爪痕が、けっこう上まで付いてました
木に登っても逃げられませんので、要注意


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頂上からは眼下にさっぽろ湖

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帰りがけ、藻岩山へ
8合目からはゴンドラと登山電車を足して2で割ったような不思議な乗り物で頂上へ
往復600円
頂上の展望台の所、リニューアルされていて、昔の面影なし。
展望レストランのメニューだけ見せてもらったが、
雲丹クリームパスタ2100円だとさ…どうする?
夜景のレストランとしては札幌随一

札幌、高いビルが増えたね~

翌日は春香山へ
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9月も末だというのに、山々はまだ緑が力強く、紅葉は2週間遅れと言ったところでしょうか…

9連投

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石垣山の5.9

週末の連休と、プライベートガイド山行が連続したので9日間連投で山でした。
さすがに朝が辛いわ…

それでも毎朝、40分ほどかけて身体をほぐし、さらにNHKの朝ドラ「梅ちゃん先生」も欠かさず見てます。
BSだと朝7:30と夜11:00にも放送しているので便利!

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昨日は大雪山旭岳に紅葉を見ながら登頂するツアーでしたが、この残暑のせいで全然色ついていませんでした。「どうなってんザンショ…?」

ところで正しくは「ダイセツザン」と濁るのですが、道民には「タイセツザン」と呼ぶ人が多い。
洞爺湖は昔は「ドウヤコ」と濁っていたが、今は「トウヤコ」と呼ばれているしぃ…

そこらへんの地元ネタ、現在、本屋さんの店頭で平積みされてヒット中の「北海道あるある」という本に詳しく出てます。北海道の常識は世間の非常識 なぁ~るほどTHE HOKKIDO!
ますます、北海道が好きになります。

昨日は中田翔と日馬富士とイチローが輝いてたね!
イチローの打順、昨日は2番だったけど、ず~っと8番だったよね~

では、明日からまた3連投してくるわ(my)

日高の懐

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LONG LONG TIME AGO…
大学山学部に入部して最初の夏、日高合宿に連れて行かれた…
日高町千栄の中学校には、山岳部の先輩が勤務していて、顔を出すと林道の終点まで車で送ってくれた…というか
当時の俺の気分としては、人里離れた山の中に捨て置かれたような気分だった。

2日目、ポンチロロ沢からピパイロ岳に登り、稜線を歩いて幌尻岳の七つ沼カールまで1日で歩かされた。
行動食は飯合で焚いた前日の残り飯に梅干しと海苔佃煮だけ
食べざかりの若者には、ひどい仕打ちだ。
12時間かかってキャンプ地に着いた。

翌日は快晴だったが行動はしなかった。
先輩の言によれば「名誉停滞」と呼ぶらしい…?
「名誉ある撤退」に引っかけた言葉だと後でわかった。

この日は満水の七つ沼を泳いで横断した。
一番深いところで、胸まであった。

その後、大雪山のヒサゴ沼や北沼も横断したが、七つ沼が一番冷たかった。

合宿は続き、沢からピークを繋ぎ、9泊10日で十勝幌尻岳から戸蔦別川に降りて、林道を八千代のバス停まで歩いて終わった

千栄中学校は生徒数減で閉校になり、その後、道岳連管理の山の家として登山者たちに開放されていたのだが、それも閉鎖になってしまった。
現在、地元民の有志たちが旧中学校の道路を挟んだ向かい側の元の町営住宅を手直しして「千栄山の家」として1泊500円で、無人解放している。
がんばって10人までのサイズだが、快適だ。

昨日、そこから日帰りでチロロ岳に登ってきた。

話は飛んで…「轟音玉」をご存じか?
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「熊よけにいいんでないかい?」というHMGA事務局長の提案を受け、山で実験してきた。
「点火後10秒で大爆発」という恐ろしい代物で、取り扱いには資格が必要だ。

チロロ岳上部の熊の掘り返しだらけのあそこで、着火マンで点火してブン投げた!
果たして…銃声どころではない、大音響!どっか~ん

宇宙戦艦ヤマトがイスカンダルへの旅の途中、木星で初めて破動砲を試射して浮遊大陸を吹っ飛ばした時、
沖田館長は「今後、我々はこの破動砲の使用には慎重に判断せねばならない…うむむ」みたいな感じだ。

はっきり言って熊も腰ぬかします!
来年からは標準装備の予定です

話、長~くなりました(MY)


明日から

雨予報だなぁ…〓

ニセコ縦走と日高と6日間連続なのだが、雨予報も6連日
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ラフティングかな!

冬スケ作成で古い写真を見てたら…
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こちらは利尻の影富士*影がちょうど北海道に達した所  夕景です。

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こちらは昨年登ったトルコのアララット山の影富士*朝です

それにしても連日の暑さに参ります
ビール美味くて、いいけどね〓(my)

冬スケ作成中

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昨日のZacジャパン1-0で勝ちました~
岡崎のセンタリングに前田のヘッドどんぴしゃり!
にしても、イラクもスピードありでけっこう強かったな
川島、さすがだったね〓
昨日は日ハムも武田と中田で勝ったし!
日ハム首位だよ   いやぁ~すごいね 栗山監督のやりくり
も~これは「やり栗山監督」と呼ぶべきで翔!

ヤバい…始まっちゃったよ、オヤジギャグ

今、冬スケジュール作成中なんですが、コメント欄を読み返すとオヤジギャグだらけです。
この冬のパンフレットは注意して見るようにしてくださいね(my)

死んでもらうぜ

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見た~?
昨日のNHKの高倉健! かっこよかったね〓

今日は天気予報では曇りとなっていたのだが、明け方からザーザー降りで、予定のクライミングには行けず。
じゃあ、Nacでもと言う事で、インドアクライミングへ。
今日のメンバーは自立したおばさんたちなので、お代はいただかず。
ただだと、こちらも気が楽です。「じゃあ、俺ここやりたいんでビレーしてください」ってな感じで…
いつもと変わりないか・・?

さて、今夜はイラク戦
本田や香川はピッチの中央で輝けるか…

そういえば、ヤングなでしこの3位決定戦のナイジェリア戦
相手も必死、イエローカード何枚か出てましたが、女子でもけっこうえげつないファールするんですね。
足は蹴っ飛ばすわ、シャツは掴むわで闘志むき出し

日本は「美しいサッカー」とか言ってパスを繋ぎ、ファールはほとんどしない。
女子も男子もそうだ。
日本人はファールを嫌うし、軽蔑する。
もともと非好戦的な民族だ。

領土問題も「対話をもって…この先も結論を先送りにしながら、事を荒立てないようにウヤムヤに」にみたいな感じになってるけど…。
その点、ロシア、韓国、中国とも国民一丸となって事を荒立てようとしている。
(勝にこだわり、イエロー当たり前、レッドカード1~2枚ならOKぐらいの勢いです)
近く通ったら撃たれそうだ。

大丈夫かなぁ…日本政府
完全にバカにされちゃってるけど

とりあえず今夜は、代表チームに大暴れして5~6点取ってもらって、スッキリしたいところだ!(my)

プロフェッショナル

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芦別岳夫婦岩から見たキリギシ山

今夜はNHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」で高倉健の第2弾だな!
第一弾での健さんことば「仕事ってのは、その人の生き方が現れるからな…」
おっしゃる通りの重いお言葉、ありがとうございます。

お見逃しなく!

そういえば、俺の出てたBSフジの「絶景百名山 大雪山」
9月21日(金)22:00~から再放送します。

前回、見逃した人、お見逃しなく!

青春の芦別岳

俺の青春だった芦別岳へは随分通った。
たぶん100回以上…
本谷から一稜をスキーを担いで登りAルンゼを滑降や
夫婦岩の北壁からガンマールンゼ左股奥壁への継続登攀などなど…
何度か死にかけたりもしながら…

ユーフレ小屋は薄汚いが、落ち着く所で気に入っている
特にヤバい登攀を終えた後に泊まるとほっとする
いつだったかは、わざわざ山部の村まで酒を買いに下りてまた、戻ってきた事もあった
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YMCとなんだか西條秀樹みたいな感じだが、地元の山部マウンテンクラブの略らしい
小屋を随分、リメークしてくれているようで、ありがたい。
小屋の中には、切り出された薪が積んであり、ストーブも昔の穴だらけのものから、ちょっと良くなっていた。が、小屋に置いてあった鉈は誰かが持ち去ったようで、薪割りができない。
しかたなく、流木を拾い集めてきて暖を取る。
夜中、ずいぶんネズミが走り回っていたようだが許容範囲だ

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芦別岳旧道は崩壊が激しく、旧道というよりは古道と言った感じ
夫婦岩の取り付きまで2時間以上かかった…
26歳の時、登山口から1時間で着いていたのに…年齢取ったからなぁ

見上げる夫婦岩は高差300mほどあって圧倒的だ
北壁カンテ、北西壁ダイレクト、洞穴スラブ、ウォーターロードなどⅴ級ルートが居並ぶが
今はほとんど登る人もいないようだ

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右端の南西カンテから北峰のてっぺんに立つ
芦別本峰が迫力だ。 残雪の時期なら、なを良いのだが…。
中央ルンゼ目指して下がって行くと、なんと熊の糞があるではないか!
夫婦岩はどこから登っても急峻な岩だらけなのに、さすがカムイだな。

ルンゼを懸垂下降3回で取り付きに戻る。
荒れた旧道をユーフレ小屋まで戻り、シュラフなどを回収して、ヒラヒラになって車に戻る。
これで青春も終わりかなと思った…
が、翌日も張り切って青厳峡にクライミング行ったりして、まだ行けるか?
と気を取り直す事にした(MY)

onちゃん

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HTB取材チームとともに空沼岳へ行って来ました
夕方の「イチおし」の中で空沼岳登山と小樽のシーカヤックを紹介するそうです。

その日(9月5日)、登山口で取材班と合流
レポーターの藤尾さんのハイテンションに気圧されるが、淡々と登山開始
最初のうちは、花やら倒木やら現れるたびに、ノリのりだったが、徐々に疲労の様子

それでも万計沼に到着するとイッキに盛り返す
さすがレポーター、ノリの良さとアドリブのスピードに関心する

ところが、その時、いきなり俺の右手に激痛!
ヤバ、蜂に刺された

とりあえず、蜂を殺してから患部を水で洗い、ポイズンリムーバーで読を吸い出し、薬をぬっておく
蜂は足長蜂だったようで、アナフェラキシーショックには至りませんでしたが…

その後、マミス沼~急登を越えて頂上へ(所要6時間半!…標準4h)
時折、ガスの切れ間に札幌市が覗くものの、お目当ての恵庭岳や羊蹄山は見えませんでした

さすがに下山は、エネルギーを使い果たし沈黙の下山となりました
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放送は12日の18:10過ぎから

赤信号

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暑中見舞い…アラスカのマッキンリーの頂上

車に乗って信号待ちして見ていると、歩行者用信号が点滅しだしてから渡る人って、けっこういますよね。
俺の分析によると最後まで走り抜ける人は10%くらいで、ほとんどの人が後半を流す。(まるでウサイン・ボルトのように…)特に、ばあちゃんたちは勢い良く飛び込んでくるのだが、横断歩道の真ん中辺で力尽きて歩きだす始末。おいおい、信号変ってるぞ、後半歩くんだったら、1回待てよなぁと言いたい。

ところで、今夜はヤングなでしこの試合がある。(ワールドカップ女子サッカー)
皆さん、特に男子諸君は気づいていると思うが、こちらの方がお姉さんチームより〓かわいい~

しかし、日本のサッカー強くなったよなぁ!
サッカーに国境はない。北朝鮮も中国もイランも出てくる。
サッカーは国交であり、また代理戦争でもある。

外交でやられっぱなしの日本だが、せめて代表チームには世界を相手に胸を張ってもらいたい
ニッポン、チャチャチャ(my)

月曜の朝

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月曜日の朝は、コンビニ寄って少年ジャンプを立ち読みしてから出社だ。
お気に入りは「亀有公園前の両さん」
今週号は富士山登山マラソンがネタなのだが、SWATやシールズ、自衛隊を相手に両さんが奮闘する。
あまりのおかしさに、声立てて笑ってしまったら、隣で立ち読みしていた若者が引いていた…

「こち亀」はもう25年以上続いている超ロングセラーで「ゴルゴ13」と肩を並べる偉大な作品だ。
マニアックな内容と人情物語を見事にコラボさせている。しかも作者の秋本おさむ、絶対連載を欠かさない!
週刊まんがの連載は毎回載って当然と思われがちだが、けっこう休みが入る。

少年マガジン連載の「はじめの一歩」やヤングジャンプの「べしゃり暮らし」など、作者の体調不良などで、けっこう休みが入る。体調管理と飽きさせない内容、豊富な知識などさすがプロフェッショナル!

まんがばかり立ち読みしてるわけではないぞ。週刊ポストと現代、週刊文春と新潮も各5分で速読してます。

ところで、今週の金曜日
9月7日 22:00~のBSフジ「絶景百名山」は利尻岳です。
出演は地元ガイドのW辺T也…あの「どんぶり選手権」2連覇した丼王です。
お見逃しなく~

最近感動した事:パラリンピックの水泳で両腕のない日本の若者が銀メダル取った事!
(my)

o<br />お留守番


スタッフみんな長期出張、受付の青木も海外出張で一人でお留守番中です。
夏も過ぎちゃんで、ヒマしてると思ってるだろうが、朝から電話じゃんじゃん、来客わんさでベリービジィ-だぜぃ。

暑い日が続いているが、こんな日は登山の後同様に、事務所帰りでもビールがうまい!ったらうまい!
アサヒの黒生と枝豆 設定23度の部屋で飲む
ぷふぁ~  帰りまーす(my)

最近見た映画:テルマエロマエ・宇宙兄弟・アベンジャーズ
最近読んだ本:池上彰と考える仏教って何ですか?
       ひろさちや 善人のやめ方
       太平洋戦争 勝算なき戦争の真実

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モンブランの新しいグーテ小屋
定員300名超…ボス山稜の最後の細いとこ渋滞するんだろうなぁ…

モンブランの千の風

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今年5月に亡くなった親父の遺言ノートには、俺に託されたメッセージがあった。
「骨は、かあさんの骨と一緒にどこかの山に撒いてくれ」と…
そして実家の仏壇にはお袋の喉仏が小さな骨箱に収まっていた。
俺がやるのかよ…
同じくその遺言ノートには「人生の中で楽しかった事」という項目に「息子と行ったモンブランでのスキー」が思い出の一つとして書かれていた。
そこで俺は実家にあったミキサーで親父とお袋の骨を粉々にブレンドして、その白い粉をジップロックに入れ、思い出の地、モンブランに埋めてやろうと決心する。

風吹きすさぶ氷の稜線を登っている時でも、背中のザックの中に両親がいると思うと、暖かい気持ちになれた
8月8日(奇しくも初登頂は1786年8月8日 ジャック・バルマとガブリエル・パッカール 226年前です!)ヨーロッパ最高峰のモンブラン 4810m頂上に立つ。
他の登山者たちが登頂の歓喜で賑わっていたので、頂稜の奥、イタリア側まで行き、ピッケルで雪をかき出し穴を掘り、そこに二人の骨をそっと撒いて埋めた。

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風が強く、まさしく親父の好きだった歌「千の風」が吹いているような感じだった。
「これで良かったか?」と二人に言い残し、頂上を後にする。

モンブランの頂上には20回くらい登っているが、正確な回数は数えていないし、覚えていない。
案内したお客さんの数もたぶん80人くらいになると思うが、これがガイドとして最後のモンブランになるだろう。もういいだろう、俺も年齢を取ったし、これから先は若きガイド達に道を譲りたい。
親父達には申し訳ないが、ここに墓参りに来る事はないだろう。
それでも、吹きすさぶ千の風に乗って、またどこかの山で会えるはずだと信じてる。

親父は喜んでいると思うが、身体が弱かったお袋にはちょっと寒いところだったかもな!(my)/



多忙につき3kg減

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幌尻岳七つ沼カールに泊まってきました。
本峰幌尻岳は大賑わいでしたが、七つ沼カールにも他3パーティー、戸蔦別カールにも1張、北戸蔦別山頂にも1張
最近はどこの山行っても、本当に人が多いわ・・。
さすがに日高なので、山ガールはほとんど見かけないが、若い男が多くなった。
それも山岳会系とか大学生じゃなく、アラサァーあたりの人たち。いい傾向だね!

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若いといえば、ロンドンオリンピックの選手たち!
活躍してるのは23歳らへんが中心で27歳あたりになるとベテラン扱い、30過ぎると終わったなみたいな受け止め方だよ。アスリートの輝きは一瞬だね。後半戦、室伏や吉田沙織のベテラン勢に期待したい。
メジャーリーグでは、37~38歳くらいの松井やイチローもそろそろ限界みたいに言われちゃってるし…

登山ガイドの世界では23歳だと、ちょっと若過ぎる。
何よりも経験重視の世界だからなぁ
40歳前後が良い。力も知識も経験もある。

おじさんガイド、ちょっと歳とりましたが、最近3kgやせて体脂肪も13%
けっこう調子良いです。先月は22/31 日間、山でしたが元気です。

最近読んだ本:「舟を編む」三浦しをん…辞書作りに懸けた編集達の感動物語
最近見た映画:「ダークナイトライジング」…バットマンシリーズの完結編 鉄腕アトムの最終回を彷彿させる
最近の買い物:イタリア製のジェル入り枕 19,800円…なまら良いです

そんな所で明日から、ヨーロッパアルプスで留守にしますんで、留守番よろしく(my)

放送日決定

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先日、撮影したBSフジの「絶景 百名山」大雪山編の放送日が
8月10日(金)PM10:00になりました。

この日、私はモンブランに出かけているため見られませんが…。

しかもロンドンオリンピックで盛り上がってる頃なので、どうなる事やら…。
見といてね〓(my)

人を見たら…

特産の花で多くの花ファンに登られているアポイ岳だが、そのほとんどが5月から6月にかけてではないでしょうか?今回は「アポイマンテマ」ねらいで7月のこの時期に行ってみました。

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他にもヒダカトウヒレンやジャコウソウ、キンロウバイなど時期の花が咲いていました。
それにしても目に着く人工物の多い事。
休憩ベンチ、熊よけ鐘、避難小屋、ロープ、柵、そして小学生に書かせた標語
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見ているだけで悲しくなるような看板の数々

アポイ岳では過去1998年だったと思うが、幌満お花畑に多数あった「ヒダカソウ」が大規模盗掘された事実がある。ところが、現場には盗掘模様を撮影したビデオカメラが置き忘れられていて、そこから足が着き犯人グループが御用となった。自宅庭で栽培しようとしていたらしいが、お達しにより埋め戻しすることになった。
もちろん、翌年は根づかず全滅となったのだが…。

麓の家の庭を手入れしている婆ちゃんに「綺麗ですね」と声をかけた。
「山行って採ってくんだわ~」と…
浦河の園芸屋で「ヒダカソウも入るんですか?」と聞くと「明日入るよ」と…

どうしょうもないね・・・・

ところで、最近の俺のお気に入りはコレ!
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ソルティライチ!うまいよコレ
(my)/

エベレスト登頂に向けて

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ある日突然、三浦雄一郎から電話がかかって来て「来年エベレスト行くための岩登りトレー二ングやってよ」と!

と言う事で北海道のクライミング道場「小樽 赤岩」へ
当日は息子の豪太も参加

三浦雄一郎(79)自身3度目の登頂となる来年のエベレストチャレンジは80歳でのギネス挑戦となる。
1960年代、富士山直滑降、キロメータランセでのスピード世界記録樹立、そして1970年のエベレスト直滑降などで世界を驚かせた冒険スキーヤー。
当時、小学生だった俺も、その著書「すばらしき冒険野郎」の虜になって何度も読み返していた。
しかしまぁ、驚きなのはなんでもかんでも直滑降、止めるのはパラシュートブレーキというハチャメチャな発想だ。
ふつう、スキーは曲げて楽しむもんだが、当時は三浦雄一郎の影響でガキどもの間では「曲げたら男じゃない」みたいな風潮があったからな。
おかげさんで、けっこう危ない目に遭いました…。

三浦豪太はリレハンメル、長野と2回のオリンピックに日本代表のモーグル選手として出場している。
スキー場の中に家があるという恵まれた環境でスキー漬けの子ども時代を過ごし、中学生くらいの頃には
こぶだらけ手稲回転バーンを1日で70本滑ったというおそろしいガキだった。
今では老人科学(アンチエイジング)研究の日本の第一人者

二人がタッグを組んでチャレンジするエベレスト
俺もこの先何度か、トレーニングに付き合い側面サポートする予定だ。
多くの人に夢を与える挑戦、応援してます。(my)

遺言

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利尻岳 東北稜

四十九日も過ぎて納骨も終わり、ひと段落…
「葬式は身内のみで、墓はいらない」が遺言ではあったのだが、そうもいかず…

父が亡くなり自宅に戻ったその晩、俺はその枕元でひとり焼酎を飲みながら、何も言わなくなった親父に語りかけていた。そして、「じゃあ親父、行って来るからな」それがその亡骸への最後の言葉となった。

翌朝、俺は通夜も告別式も欠席して利尻岳へ向った。
Deepなお客さんたちと1年前からの約束であり、Very Inportantで外せない仕事だった。

4日間の仕事を無事終えて札幌に戻ると葬儀は全て終わっていたのだが、ここからが俺の仕事…というか
親父の遺言が俺に託されていた。

3000冊はあろう本、とっても俺は着ない背広、山の写真や古い年賀状の束、額に入ったお袋の習字作品、俺が子どもの頃に使っていた文房具やおもちゃ、そして親父の山装備…

故人以外には息子である俺にとっても、ただのやっかいな代物だ。これらを吟味分別…
人の世のはかなさと諸行無情を感じながら、作業に追われる日々を過ごす
人は何も持たずに生を受け、多くの物や思い出を手に入れながら生き、そして多くのものを残しながらも何もあの世には持って行けない…

遺品を整理していると、親父の生きた85年が克明に浮き上がり、俺に話しかけてくる。
いかに生きるべきか、そして生きる時間の大切さを知れと…そしてその魂は俺の中で生き続ける。

仏壇も神棚も取り払ったガランドウの空き家の中で考えた。俺もまた残りの人生をカウントダウンしなければならないのだと…。(MY)



遭難報道に喝

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キリマンジャロとMT.メルー

今年のゴールデンウィーク最終日となった5月6日、俺はパドルクラブ共催のツアーで羊蹄山に登っていた。
そこに共同テレビのデスクから電話が入り「北アルプス白馬岳で6人が遭難死、彼らの中には半袖姿の軽装の人も!
コメントお願いします。」たとえゴールデンウィークとは言え、凍死するような悪天候の中で半袖はないでしょう…「よほど天気が急変したか、メンバーの誰かにトラブルでも発生して対処してる間に濡れて吹雪かれて手遅れになったんじゃないでしょうかねぇ~」とコメントしておいた。

ところが昨日発売の「岳人」&「山と渓谷」によれば、彼らは上着は3~4枚着用、中には羽毛服を着ていた人も2人いたという。全然報道と違うっしょ!事故直後のニュースでは各社とも彼らの軽装を批判し軽率な行動と片づけていたが、まさに死者にムチ打つ行為としか言えない。

山の事故や遭難に対して世間やマスコミは批判的であり、愚かな判断が原因と断罪する。
先のインタビューも有識者(俺の事だけど…)から批判的なコメントを付け加えて確たるものとしたいがためプロテクションだ。トムラウシ遭難の時も東京理科大の中の川遭難の時も、俺は遭難者を批判するコメントはいっさいしていない。現場には現場でしかわからない事情があるのだし、彼らはその判断ミスの代償として命を失っているのだから…。

なぜ正確な情報を伝えるべきマスコミが誤った情報を流すのかは、他社に先駆けてスクープしたいというエロ根性がなさせるのだ。
日航ジャンボ機御巣鷹山墜落の取材競争を描いた「クライマーズハイ」では地方紙と本紙の熾烈なスクープ競争を描いていた。

3.11東日本大震災の津波で襲われた福島第一原発の事故報道は、政府の回りくどく、わかりづらい説明にも関わらず、マスコミ各社は激しい突っ込みを入れず、ただた納得していたようだった。号外など乱舞してセンセーショナルを売りにはしていたが、国民を動揺させないよう配慮が見え見えでなぜか、国民を愚民扱いしていたともとれる。テレビや新聞の写真も上半分が壊れた1号機の映像がほとんどで「それほどでもないのか?」と思わせたが数日後公開された完全に吹き飛んだ3号機、4号機の映像はかなりショッキングだった。おいおい、小出しにして熱を冷ますなよといいたい。

誰もが望むのは真実を知る事であって、早とちりな悪い噂話を聞きたいのではない。たのむぞ、マスコミ〓〓




道民ツアー

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暑さで参っているボル太

「夏は道民のためのツアーが少な~い」という声に応えて
「オロフレ山&室蘭岳」というB級な組み合わせの山に行って来ました。
先ず初日はオロフレ山へ・・
オロフレ峠は真っ白なガスに包まれ、視界は50mと厳しいが、さすが土曜日で駐車場にはざっと30台くらいの車
歩き出してすぐに出てくるはずのシラネアオイも盛りは先週末だったらしく、あまり勢いがない。
視界もなく、たいした休憩もとらずに1時間ほどで頂上に立つ。

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頂上すぐ奥にある巨大なチシマザクラも三部残りといったところでしょうか…

その日は小雨降る中を室蘭岳の白鳥ヒュッテへ
管理人常駐の小じんまりした山小屋で石炭ストーブがありがたい。
夕方4時にまずはかんぱ~い!
夕食は野菜たっぷりミネストローネとアスパラ・ベーコン・ウインナーのトマト味生パスタ

野菜を炒めるために小屋にあったフライパンを使おうとしたら管理人登場
「この小屋は非常用の小屋なので、小屋の備品は使えわないように!」って…

「ここで非常事態あったら、10分さがれば駐車場でしょうに」とは言わないで
持参していた中型のフライパンを使う

料理の出来栄えはサイコーでビールもワインも焼酎もおいしくいただくが、約1名飲み過ぎでダウン…
その日は日ハム戦をラジオで聞きながら9回裏の代打ホフパワーのサヨナラ犠打で気持ちよく就寝

翌朝はけっこうな雨で登山をあきらめ、室蘭の街へ「ボル太」の工房見学へ
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入浴中…のボル太
ボルト、ナット、釘で作られた愛らしいミニチュアです
1個:600円くらいから~

その後は温泉、カニ飯、海産物買い出しなどで無事道民ツアーを終えました

「マッキンリーで日本人遭難」のニュース
助かった1名はロープが切れてクレバスに落ちて生き埋めを逃れたとの事…
そして残り4名の捜索は打ち切りに!

切れたロープの映像がTVに写っていたが「ベアールの9mm」ロープでしたね
切れるんだなと驚きました。
あとヒマラヤの場合もけっこう雪崩遭難あるのですが、みんな割とビーコンしない
せめてビーコンしてれば、bodyの回収できたんだけどんぁ…

亡くなられた方達のご冥福を祈ります/(my)~

最近読んだ本:池上彰の「知らないと恥をかく世界の問題3」 五木寛之「下山の思想」
今日の昼飯:「塩こうじ野菜炒め定食」760円
来週の予定:残雪の積丹岳・ニシュオマナイ沢から中の岳など

ロングウェイ

お花見ツアーで根室の向こう納沙布岬まで行って来ました。
まずは初日、道東の武佐岳へ
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チシマサクラが山の上では満開

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ダケカンバ林がもじゃもじゃ

夜は「養老牛温泉」へ
夕食の宴会中に女中さんが「ふくろう来ました~」と呼びに来る。
宴会中断してロビーへ行くとガラス窓越しにエゾシマフクロウが止まっているではないか!

実は私、エゾシマフクロウとは縁がありまして…話は45年前に遡ります。
当時、円山動物園と上野動物園の間で動物交換使節団を交わす事となり
その「子ども大使」に選ばれた俺は「エゾシマフクロウ」を東京に届けに行った事がある。
長くなるので、まぁその話は置いときます。

そのフクロウが飛んだ。
羽を広げると1mちかいでかさだ!ちょっと感動

翌日は日本で唯一の自生地である落石岬までサカエツツジを見に行く。
東アジアに分布し、北緯50度が南限で南樺太あたりで見られるとの事だが
日本では飛び地して、この地にのみ咲く
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赤エゾ松の湿地帯に咲く背の低いツツジです

さらに納沙布岬にてトモシリソウも見る
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この日はあいにくのガスで北方領土は見えず

根室には来たのは初めて、山のないこの地には縁がないので…。
今、桜満開だったよ、日本は長いな

1泊2日の弾丸ツアーでしたが見どころ満載、途中で丹チョウも見ました(my)





塩丸クライミング

6月第一週の赤岩は混雑やばそう・・と言う事で塩谷丸山クライミングに転身
ところが、こちらも登山者いっぱい。
9:30の入山者名簿記入者数はすでに50人!

山ガールブームの影響でおしゃれな登山者増えましたね~
ジャージ姿のオバハンや作業服姿みたいなおっさんもいたけど
けっこうダサイ!

みなさん、山でオシャレ楽しんでくださいね!

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混雑をよそに我々は頂上岩壁の下に潜り込む。
終了点が頂上なので、登り切って顔を出すたびに拍手と質問責め
「怖くないんですか?」
「そんなんで安全なんですか?」
ちいさな子どもからは「何やってんの?」と聞かれ
「危険な遊びだよ!」と返事をしておく。

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下山後、登山者名簿記入
この日の登山者数90人!書いてない人も50人くらいいると思うので…
すごいね(み)


免停寸前

本日は赤岩にてPVTグループ5人の講習会でした。
平均年齢なんと70歳!
がんばれシルバー
けっこう覚えが良くて、ビレーシステムやロアーダウン、懸垂下降などもそつなくこなしていました。

病院の待合室にいるか、家でずーっとTV見てるよりいいよね〓

ところで、昨日の話なんですが…
朝里からキロロに向かう直線で・・・・
「うわ、測定してる。ヤバイ!」
スピードメーター見ると80km  30kmオーバー免停だぁ~
思わず急ブレーキを踏みこむ。測定中のお巡りさんと目が合う
万事急須・・・赤い旗持って飛び出してくるかと思いきやスルー

お~、俺ラッキー
今後は法定速度遵守で行きます!(mI)

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タケノコ注意報

山菜採りシーズンに先駆けて「STVどさんこワイド」取材班を案内して、山へ行って来ました。

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北海道では毎年10人前後の人が山菜採りで命を落としています。
内訳としては行者にんにく3、うど1、タケノコ6です…(みやちゃんの法則)
というか転落4、行方不明6ですね!

そもそも、山菜遭難は欲たかり遭難ですからニュースにでもなるとカッコ悪い。
深追い禁物、取り過ぎ注意。

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取材も終わりかけた頃、撮影班の人たちも火が点いてしまい、けっこうタケノコ採りにハマったようでした。
明日6月1日の夕方 放送予定

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こちらは小樽赤岩にてザイルに止まったコゲラ
ビレーの手伝いか?

アポピン

アポイ岳~ピンネシリ縦走してきました。麓はオオサクラソウ、稜線上はサマニユキワリとヒダカイワザクラが満開でまるでピンクの絨毯でしたね~。おまけにダニもすごかった。休憩たんびにチェックすると先頭を歩いているガイドには常に5~6匹はくっついてました。
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皆さん楽しみにしていたヒダカソウにはお目にかかれませんでしたが…
吉田山からアポイ岳にかけての稜線には太いロープが登山道両端に置かれ、あちこちに「はみ出すな」なの看板
腕章つけたパトロールも何人もあったけど、まるで登山者性悪説だね…。

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柵立てて相互監視したり、防犯カメラ設置したり、お代官様ならぬジモパト増やしたりとご苦労さんなこった。まるで昔の特高か北朝鮮の秘密警察みたいで、山の中歩いていても自然の中にいる本来の奔放さを味わえないんですけど…。

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下山中に大学山岳部時代の顧問で植物学者であり、日本生態学会の権威でもあるS藤Kn先生に会う。
鹿の食害を調査中との事。鹿はヒダカソウだろうが、サクラソウだろうがおいしい物は、なんでも食べちゃうらしく、どうやら奴らが犯人らしい…。そういえば、夕張岳にて絶滅寸前のユウバリコザクラの群生地も鹿の足跡がいっぱいあったぞ!
ここは天敵ニホンオオカミの出番だな〓

最近読んだ本:「グレイブデッカー」高野和明 「大往生したけりゃ医療とかかわるな」中村仁一
最近見た映画:「バトルシップ」

本日、健康診断・・バリューム飲んで白キジ中…(み)





父の魂

私事で恐縮ですが、父宮下芳穂(85)5月16日永眠いたしました。
父の日記の中に「多くの山仲間を得た事に感謝」とありました。
ノマドツアーや山の中で立ち話をした人も多いと思います。
この場を借りまして、父に代わって感謝の意をお伝えします。

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私の知りえる父の生涯と最後について、少しお話します。
父は大正15年、美唄に10人兄弟?(だったかな)の長男として生まれる。幼いころより、の山の中を駆け回っ
育ったらしい。高校は小樽中学(現小樽潮凌高校)へ進む。長距離ランナーとしてならし、当時の小樽~札幌往復100kmマラソンの新記録を打ち立てたり、国体のクロスカントリーに出場していたとの事だ。

高校卒業の頃はまさに太平洋戦争の真っただ中で、志願して陸軍の士官学校へ進む。のちに静岡の浜松航空隊に配属になり戦闘機「隼」のパイロットとして空中戦の経験もあるとの事だった。目の前で戦友が死んだり、飛行場が空襲を受けたりで、戦火を潜り抜けられたのは、まったくの偶然だと言っていた。

終戦を迎え、敗戦を受け入れがたかった青年将校(父の位は特務少尉)らと共謀して厚木に来ると予想されたマッカーサー元帥を襲うべく、かき集めた燃料をもって移動を繰り返したという。ところが福島だかどこだったかの田舎で村人に「これから日本は復興に向けて歩んで行かねばならない重要な時に、君たちのような若い力が必要になるんだぞ。」と諭されテロ行為は未遂に終わったとの事だった。

父は実家のある美唄に戻り、三菱美唄炭鉱で鉱員として働き始める。そののち試験を受けて職員採用となる。
三菱は鉱員と職員の身分差別が厳しく、賃金や待遇のみならず、武士と町人ほどの開きがあった。そんな時同じ職場に勤めていた母に出会う。

母の父(俺のじいさん)は山形の豪農の出で、中央大学の法学部を卒業して第一勧銀に努めたエリートだったのだが、短腹な人で上司とそりが合わず、1週間で会社を辞めてしまった。その後は無線師の免許を取り外国航路の船に乗っていたという。戦後のどさくさで大阪から家族を連れて北海道に逃れてきて美唄で炭鉱夫になる。

父の父(もう一人のじいさん)はひどい堅物で二人の結婚を最後まで認めなかったという。家を飛び出した父と母(こちら側の親は賛成派)だったが、やがて俺達2人の息子が生まれ家族4人での生活がサイクルし始めた。その頃から父は山とスキーにのめり込み、毎週末は山へ出かけて行くようになる。家族で登山をするようになったのは、俺が小学校へ入る頃で、年に一度だけ大雪山を縦走する事くらいだった。その頃は子ども用の山道具なんかないから、雨具は頭と腕の部分に穴をあけたごみ袋、シュラフは母の手作り作品、靴はズック。

父は40代に差し掛かる頃、労働省の事業団に出向して札幌に勤務した時代があった。それは三菱が南大夕張に新炭鉱を開山させるための準備でもあり、閉山危機にあった釧路や羽幌へ多くの鉱員を集めて回っていたのだった。出向は長きに渡り、我が家はいつも母子家庭状態だった。

三菱南大夕張の新炭鉱は2000人の従業員を擁し、良質の石炭産出とコンピューター制御の画期的なヤマとてしかしガス突出事故で一度に100人以上の人が命を失ったり、石炭産業の衰退化によって徐々に斜陽へと傾いていく。

昭和50年頃、時代はバブルの絶頂期であり各地にスキー場建設の話が持ち上がった。そんな折、豊富で良質な雪に恵まれた夕張岳山麓に目を付けたのが苗場や富良野で成功を納めている絶好調の西武だった。炭鉱閉山後の雇用対策に奔走していた父にとっては願ってもない話であった。しかし自然保護団体による反対運動が拡大、結果イメージダウンを嫌った西武が撤退する事になる。

炭鉱閉山後は三菱マテリアルの札幌支店に異動してきて、札幌での老後も見据えて新居を構える。その頃俺はインド放浪、半プロスキーヤー生活、建設現場…などの修行時代でもあったが、その後山岳ガイド業をスタートさせる。人手が足りない時には父も借り出し、あちこちの山へ一緒に出かけていた。山とスキーのベテランであり、面倒見の良い父はお客さんたちとも良く馴染んでいて、本人も楽しそうだった。

定年を68歳まで延長、退職と同時に母を伴って俺が主催したニュージーランド ミルフォードトラックのツアーに参加するのを二人して楽しみにしていた…のだが、直前に母が脳梗塞で倒れ、右半身不随となる。
その頃の母の楽しみは習字であり、何度も道展に入選していた。習字ができなくなっていたのを悔しがっていた。その後、母は左手で習字を始める。

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どう見ても俺よりずっとうまいのだが、母は「うまく書けなくなった」と悔しがった。写真は今も麻生脳神経外科の廊下に「この作品は…」として不随になった患者たちへの励ましのために飾られている。

リハビリの為に装具を着けて杖を付き自宅周辺を歩くのだが、近くの高校性たちが窓から「頑張って~」と声をかけられるのを嫌がった。習字と散歩を辞めてしまった母は急速にボケた。

母の介護に明け暮れていた父だったが、自身も心臓の不整脈で倒れ心臓ペースメーカーを埋め込む事になってしまった。それでも父は徐々に復帰してきて念願だった山スキーに戻ってくる。自身、身障者となりながら
母を在宅で8年間ほど面倒を見る。その後7年間は施設に預けるも、毎日訪問。週末は必ず自宅に連れて帰った来ていたのだが、母はまったくの認知症になってしまっていた。

母に先立たれ、また兄弟たちも次々となくなり、ひどく落ち込んでいた。しかし、息子たちの再三の誘いも退け、最後まで独居と自炊を貫いた。人の面倒を見るのは厭わないが、迷惑をかけたり気遣われるのがいやだった。

2012年の正月は俺んちで夕食を囲むはずだった。夕方、電話が来て「調子悪いのでやめておく」と言って来る。様子を見に行くと血圧が30くらいしかなくて虫の息だ。ヤバイ…のに本人は大丈夫だと言い張る。
近所に暮らす山仲間を呼んで説得してもらい大野病院へ。

そしてまた回復、退院してきて、その時までひと月ほど普通に暮らすのだが、再び入院そして最終治療の地となった北光病院へと移されてくる。人工呼吸器、点滴、カテーテルを装着された姿は父が最後に臨んだものではない。俺達兄弟も再三、医師らにその旨伝えに行くのだが「希望あり」の回答しか得られない。しかも本人は麻酔で眠らされているので意識はない。

父は長い眠りの中で頑張った。血圧も正常になり脈も安定し出して俺達に希望を抱かせた。折れもこの間ヨーロッパアルプスでの2週間の研修や各種の代打不在の仕事をこなしていく。しかし、その日は突然やってきた。
知らせを受けて、出張中の東京から予定をキャンセルして病院へ駆けつけた。麻酔を切られ最後の状態に近づきつつある父には、まだらながら意識はあった。折れの呼び掛けに目で反応を示した。

「ありがとう、オヤジ!もうお袋の所へ行っていいぞ」…
翌早朝、父は母の元へ静かに還った。



わが山々へ

ご無沙汰してましたが、2週間ほどヨーロッパアルプスへ、国際ガイドの試験に5名の生徒と共に行って来ました。
国際ガイドの資格基準には、氷河圏でのスキーガイドという項目があり、クレバスレスキューを始め、日本の冬山では経験できない知識や技術、そしてガイドとしての判断力が試される訳です。

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12日間にもおよぶ研修中で、晴れたのはたった2日だけ!
毎日、吹雪とホワイトアウトの中で頑張ってました。

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天気が悪かったので予定を変更して、モンブランのイタリア側へ出かけ、あの「ワルテル・ボナッティ」の山小屋を訪ねました。スキーで登る事3時間、グランドジョラスを見上げる(悪天で見えなかったが・・)素晴らしい山小屋でした。
「わが山々へ その厳しい道場からわが青春を学びとった。心の幸せに対して限りなき感謝を込めて」とは
その著書の冒頭の言葉です。何度も何度も読み返した俺の青春のバイブル…
そして、俺もモンブランのフレネイ中央岩稜を目指したのだった

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ボナッティは昨年11月に81歳で亡くなっているのだが、間違いなく20世紀最強のアルピニストでした。
当時のイタリアの人気女優が「無人島に行くなら誰と一緒がいい?」というインタビューに「ボナッティ」と答えたのが二人の馴れ初め・・
その選択はまさに正解!どんな困難も克服できるスーパーガイドだったのだから…

奥手稲山

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手稲山~奥手稲~迷沢山の縦走に行って来ました。
手稲~奥手稲までの稜線は標高800~900mで、混合林の疎林帯が広がり「ユートピア」と名前が付いている。

ハイランドスキー場の山頂から稜線をトラバース、シール登高も交えて2時間ほどで奥手稲山に立つ。
ここから滑り込んで山の家へ

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この小屋は石炭ストーブ!
いつまでたっても誰も来ない…。小屋番の北大ワンゲル部員もやって来ない。
貸し切り、と言ってもどんちゃん騒ぎする訳ではないが…。

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晩飯は「タラ梅しそホイル焼き」「けんちん汁」「焼き鳥」
あとは、焼酎飲みながらベンチでうたた寝…

翌朝はカニラーメン!食ってスタート。

天気は下り坂、視界100mくらいの広い雪原を行く。
滑って楽しめる所は少ないのだが、冬山ツーリング本来の楽しさが味わえる。
迷沢山っちゅうくらいで、さすがに分かりづらい地形が続く。

久々のまじ地図読み!これがまた、楽しい。

滑るためだけじゃない冬山を楽しんだ2日間でした(み)

捕まっちゃいました~

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とうとう捕まっちゃいました~

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家族が面会

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同室の仲間達は人相が悪い!

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なんてたって楽しみは週に一度の入浴です。

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護送中に見た斜里岳はなぜか、利尻岳」にも似ている(み)

肋骨マニア

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もう数年前の事になるが、ネパールをトレッキング中、村人からひどい咳を移された事がある。
「クーンブの咳」と呼ばれる頑固な咳で、エベレスト街道周辺の村人たちは、いつもひどく乾いた咳をしている。そして無防備なトレッカー達は、移される。

エベレストBC(バックカントリーの略じゃない、ベースキャンプです・・蛇足か?)からの下山道、山に入ってすでに10日間以上たっていたので油断していた。

俺もこのひどい咳を移され、ゲホゲホやり、でかい咳をしたとたんに肋骨が2本折れた。(わかったのは帰国後)トレッキング後、1週間ほどカトマンズにいたのだが、知り合いのシェルパが「それは、たぶん折れてるからヨガで治そう」という事になった。

腕立てやら、逆立ちやらを呼吸法を取り入れながら、毎朝シェルパと一緒に1時間ほどやる。けっこう汗をかくし、骨折箇所はなまら痛い…。そして、そのあとヨガマッサージを受けるのだが、これがまた恐ろしく痛い。なんせ、折れてる部分をおもっきり1時間ほどさすられるのだから・・。

ところが4日めくらいから、まったく痛くなくなってきたから、摩訶不思議・・・・

1週間ほど毎日、ヨガトレーニングを続け、いよいよ帰国。
咳が取れないので内科へ受診、ついでにレントゲン撮ってみると、みごと2本折れてました。

帰国して安心してヨガをやめたら、治ってると思っていたのに、また痛くなってきたからビックリ!

前振り長いですが、また肋骨がその時と同じように痛い!しかもいつやったのか、記憶にない!たぶん10日位前から。で、昨日病院行って、レントゲンとったら、ロッコツなのに5番目が折れてたよ!

医者が「あなた、前にも折ってるでしょ。こことここが太くなってるでしょ」と、さすが医者!

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現在、湿布中です。(み)




問題作

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村山由佳の「花酔ひ」
本屋さんで話題の問題作とあったので、つい買ってしまいました。

確かに、これ問題作だわ。
しかし、女性作家というか、女の思考回路ってのは、どうしてこうも、複雑でエロいんでしょうねぇ~

それに比べて男って、バカでかわいいよねっ、て男代表として俺が断言します。

まっ、この違いが世の中を、そして人生を味あるものにしてるんだけどな!


昨夜は久々に昔の「テイネドルフィンズ時代の仲間」やら「昔のお客さん」やらと会い、20年前の話で盛り上がりました。リフト係だったO橋さん、実は山菜名人で昨夜も息子夫婦が経営する店で、フキ、わらび、タケノコとご馳走になりました。70歳過ぎてるのに、肌つやよろしく、樺の穴茸茶を毎日飲んでるとの事。

俺もさっそく、あやかって今朝、煎じてのみましたわ!

石狩湾低気圧

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テイネ山山頂より石狩湾を見下ろす。
石狩川沿いに巨大な雪雲が流入、最初のターゲットとなるのが、ちょうど岩見沢あたりになる。

寒気が入ってくると水温15度程度の冬の日本海でも、まるで沸騰した風呂のような状態になり
水分たっぷり含んだ雪雲できあがるという訳だ。

ヒートアイランド状態の札幌圏を避け、水温同程度の石狩川あたりが、雪雲の侵入口として適している。
当別、新篠津あたりをかすめ、岩見沢から美唄にかけての600~800mくらいの山地にぶつかり
ドカドカ降らせる…

この日もテイネ山は快晴だったが、道央道江別東IC~岩見沢ICは、吹雪のため通行止めでした。

スターウォーズの様にレーザーでシールドを張り、スキー場のある地域に雪雲を導いてやるといいんだが…

近況:お年玉年賀はがき、切手シート3枚当たり~!S良さんからの年賀状2年連続の当たりです!

   写真家阿部幹夫さんの南極写真展に顔をだして「極食」食べました。写真は「バナメイエビのオイスター炒め」
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味はかなり、イケてまっせ!

「はやぶさ 奇跡の生還」メンズディに1000円で見ました~ 感動しました~ 安くて!

昨日はツアー終了後、早めの帰宅だったので、いつもより早めに飲みだしたので、飲みすぎました!
ビール1本、ワイン2杯、焼酎800mlくらいかな・・

酒の粉末、なかなか実現しないね、あったら長期登山の軽量化図れるんだが!

ちなみに、明日のニセコツアーの献立はカニいくらご飯、中華風ソーメンなどです。

では、忙しいので仕事に戻りますわ(隊長)

ブリザード

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なにもかも2テンポ遅れの「博士」の面倒を見るT本さん、ご苦労様でした~

週末、大荒れの中、ふらのスキー場を目指すが、道道三笠~富良野線が雪崩危険につき、閉鎖!高速も三笠~旭川まで閉鎖!カムイへ〓吹雪の国道12号線を北上して、カムイには10時くらいには到着

それなりに裏パウダーを楽しみ、そのまま旭岳まで足を延ばす。

ロッジヌタプに入ってしまえば、あとは温泉、ご馳走、宴会と心地良いのオンパレード〓
復活したマリちゃんの料理いただけば、みんな笑顔

翌朝は猛吹雪だったが、オーナー春菜さんは「風向きからして、ゴンドラ動くよ」と…
気温-20℃、風速15m、視界20m…だが運行

恐ろしく寒い!硬いワックス塗ってきたが、滑らず!
しかも、なんも見えね!それでも、頑張って3本パウダーする。ゴンドラステーションで昼飯のまずいラーメン食ってると「これにて運休」のアナウンス。ちょっと安心

ロッジに戻り、温泉で体を温め直す。どうやら高速道路は閉鎖のようだ。札幌まではロングドライブだなぁ…。お客さんたちは、上機嫌にビールで祝杯あげてるしぃ…

気合いを入れ直し、ブリザード吹き荒れる中、裏道を繋いで6時間かかって19:30札幌着。

それにしても岩見沢付近の大雪やばいね〓(プロドライバー)



雷電4ルンゼの思い出

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もう30年も前の思い出だが…

現在のアイスクライミングスタイルの基本、ダブルアックステクニックが日本に伝わったのは、、今から35年前の事。当時の最先端はシモンの720というメタルの60cmのピッケルとコンドールアイスという45cmのアイスハンマーを持っての登攀だった。それ以前はというと、シングルアックスとフラットフッティングだったのだから、画期的な進化だった。

アイスクライミングは当時発売された山岳雑誌「クライミングジャーナル」の後押しを受けて、全国に飛び火した。そして1980年代前半、カジタのエキスパートⅡの発売とスナーグの普及で、クライミング技術の進歩を加速し、各地で初登攀が繰り広げられていく事になる。

そんな中での雷電4ルンゼ…前振りが長くなりましたが!

岩内の街にたどり着いたO波氏と俺は、車を港に置いて、とりあえず「つぼ八」へ飲みに出かける。
「チューハイ薄すぎる」と文句を言って濃いのを出させ直し、車に戻ったのは深夜1時を過ぎていた。

翌朝は大荒れの天気で、寝床となった車が風で揺り動かされるような状態。
昨夜の飲み過ぎもあって、戦闘モードになれず、ウダウダしてから「とりあえず取り付き見てくるか」と動き出す。車を出たのが昼過ぎ、取り付きまでは腰までのラッセルを1時間…13時だよ

とりあえず1P登るか~と取り付く。
当時のバイル、刺さらなくて大変、しかもようやく刺さると、今度は抜くのが大変。
アイスハーケンもたたき込むタイプなので、腕力なんぼあっても足りません。

1Pめの氷のカーテンを登り終えたのが、15時過ぎ。そして2Pめに突入。
垂直なつららの辛いピッチだ。二人が終了点に揃ったのは、日も暮れた18時…

ここから50mロープをWで懸垂下降に移るのだが、暗くて下までロープが届いているのか確認できず。
案の定2~3m届いていなくて、最後はロープの片方を握って飛び降りるという始末。

着地したのは19時過ぎだったのだが、どっかの山岳会の人たちがテントを張っていて、紅茶で出迎えてくれた。「初登攀だね」と祝福を受けたのだった。

カジタのアックスはその後、後輩へ、無用の長物となったスナーグ(旧式アイスハーケン)は自宅の倉庫に眠っている…(アイスあんぽんたん)

合宿とうに飯

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旭岳にて3日間、日本山岳ガイド協会の検定員研修会を行った。
これは、仲間うちでは「俺達の合宿」と呼ばれている…。

メンバーはガイド試験の試験官で、全国から集まった。

内容濃い3日間を終えて、再会を約束して解散

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こちらは、日本最北のガイド:利尻の渡辺くんが札幌三越10階催事場で出店中の「利尻磯めし」
12日までやってますので、ぜひ!
行列してました~(m)

ジュノサイド

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いや~、久々にというか、かなり面白かったです。

人類の進化、難病、新薬精製、コンゴからの脱出…
いったいどう繋がるのか、ワクワクドキドキ

理系の専門用語がいっぱい出てくるが、分かりやすい
あっという間の600ページ

ぜったい、おススメです。
読まんと損!

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MI文庫~

日高国際スキー場

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本日のガイドは札幌駅7:30集合

やば!目が覚めると6:55〓
自宅から集合場所までは所要15分、20分の持ち時間か!

そこはベテラン、あせらずに!
まずは、朝刊で、ダルビッシュのさよなら会見の記事に目を通しながらコーヒー飲んで、さらに、りんごをかじりながら、軽く日課のストレッチ。
自宅から100mほど離れた駐車場に車を取りに行き、荷物を積み込む。
さらに自宅前には、ブルがおっつけた硬い雪片が山になっていたので、こいつも片づける。

車に乗り込んだのが、7:17
途中、コンビニに寄り、本日発売の少年マガジン「はじめの一歩」に目を通し、サンドイッチと午後の紅茶を購入、信号待ちの間に全て、胃の中に流し込み、札駅集合地点到着、ジャスト7:30!どうよ!

ちなみに集合地点は駐車禁止場所なので、荷物、人の乗降のみ、早めに行って待つという事はしませんので、あしからず…!(MI-4た)

ふるさと八百五十

中学時代を大夕張で過ごした。(昭和46年…?)
俺のいた鹿島中学スキー部は何人もの国体選手を生み出し続けた、山の中の奇跡とも呼べる強豪校だった。
炭鉱の閉山とともに廃校となったが。

富士見町のスキー場の奥には850という山があって、そこには今では考えられないような、秘密の滑降コースがあった。(標高差250m 全長1km)最後は30度を超える壁になっているのだが、大広間とアップヒルのため、自然と止まるようになっている。(キロメーターランセのゴールのイメージ)

山頂下には山小屋があって、ここで自炊合宿をするのだ。
もちろん、リフトなどはなく、普通のスキーにシール、寝袋と食料を担いで登って行く。

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今は跡形もないが・・・

大夕張は現在建設中の国内第4位の貯水量となる巨大なシューパロダムの完成とともに水没する。
道路も付け変えられ、どこに街があったのかも想像できない。

昨日、お客さんらを伴い、旧鉱業所の跡地から尾根をたどって、2時間半ほどで雪庇の頂上に立った。
山小屋はないが、山の雰囲気は昔のままだった。

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頂上は雪庇の上で狭い
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山小屋裏の斜面は昔のまま

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久々登場のK村おじさんも攻撃的に攻めてました

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八百五十、山頂に標識はなく古びた赤布が閃くのみの忘れられた山…(MI84た)

砂の栄冠

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ヤングマガジン連載中の高校野球マンガ
「砂の英冠」…ブラックな七嶋と樫野高校野球部のストーリー

現在、春の甲子園に21世紀枠で出場
1回戦で大阪の強豪、優勝候補No.1の大阪杏院と対戦中

5回を終わって、1-0で大阪杏院リード…
七嶋が仕掛ける(み)

チューンUP

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ロッカー形状のFatスキーをハンドチューニングするのは、やっかいだ。
昔風の細い板なら、滑走面をフラットにするのは簡単だったが、130mm幅の板にシャープナ-を懸けると
どうしてもしなってしまい、エッジの角を落としてしまう。

そんな訳で、傷補修とサイド研摩、ワクシングくらいはしてますが…。

その昔、三浦敬三にチューンナップを教わった。
もちろん、その頃は全てハンドチューンな訳だが、まず、傷補修と石を踏んで焼きの入ったエッジを丸める。
その後フッラターと呼ばれるカンナでエッジと滑走面を削る。そして3種類のヤスリで段階的に磨き上げ、さらにビべリングといって、エッジを部分的に角度を変える。仕上げは水砥石で磨きあげてフィニッシュ!
その出来栄えは、まるでガラスの様にピッカピカ〓

手塩にかけたスキーで石でも踏もうものなら、ひどく落ち込んだものっだたし、仕上がり具合やエッジのひっかり具合にも敏感だったなぁ…

道具、大事にしたいもんですね!(MI)

地図とコンパス

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登山道のない冬山登山では、地図読みができないと、どうにもなりまへん…が、最近の俺、山へ行っても
ほとんど地図を見てない。登りやすそうな所に導かれるままに登り、滑りやすそうな斜面を見つけると
大きくルートから外れてしまい・・まあ後は適当に帳尻合わせて、帰ってくれば善しとする。

冬山登山、特に山スキーはその自由さが楽しいんだからさ。

とこんな事を思ったのは、先日訪れた室蘭岳で、多くの山スキーヤーが、登りのトレース通り忠実に下って行くのを見て、オモシくなさそうだなと感じた次第で…。

最近では遭難原因のトップとなる道迷いでも、ほとんどの遭難者がGPSを携行していて、現在地は分かっているのだが、正しいルートに戻れなくなっているとのこと。それって、そもそも…だよなぁ。

大事なのは、地図を読む事ではなく、山を読む事だね(MI-4)

テクノロジー

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パソコンや携帯電話、そしてデジタル家電の普及は、我々の生活に画期的な進歩を及ぼした。
そして、その進化は登山やスキーにも…

深雪を滑るためのFatスキーや、ずれないカービングスキー、そしてロッカースキーの登場!

当初、これらの便利アイテムの登場は、努力と研究で技術を身に付けたおじさんにとっては、腹立たしい物だった。

しかし今は素直に受け入れている。
「おかげで、スキー人生あと20年は楽しめそうです!」

そして、近い将来登場するであろう「モビルスーツ」・・着るだけでうまく滑れるスキーウエアの登場を期待します。(み)

ドルフィン時代2<br />ドルフィン時代2

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昨日の続き…三浦雄一郎伝説、ちゃぶ台返しの巻

Long long time ago///
ちょうどリフトに乗り合わせた三浦雄一郎が「そろそろ、ど宴会やりたいなぁ」とつぶやく!
わかりました、じゃあ…

我々の宿舎の1階のゲレンデ食堂で、スキー場の営業時間終了後、ドルフィン新年会を行う事になった。
こうした宴会には、スクールのイントラとスキー場側(当時は王子緑化)の人たちが数人参加、合計30人くらいの宴となるのだが、その時は札幌市内の老舗デパートの社長夫人などの偉い人たちもゲストで参加する事となった。

宴会開始前に三浦夫人がやってきて「あんたたち、今日は特別ゲストもいるんだから、馬鹿騒ぎするんじゃないわよ」ときっちり釘を刺された。

ちなみに、その何年か前のど宴会で、俺は調子に乗って三浦夫人を目の前にして本人をからかうというか、なんちゅうかのハレンチな替え歌を歌って、給料大幅ダウンされた経緯があった。

で、宴会は粛々と進んでいたのだが、あまりにイントラ連中がおとなしいのに業を煮やした三浦雄一郎が目の前のすき焼きが煮立ったテーブルを自ら、ひっくり返し「みんな、やれ~」と大号令!

我々は待ってましたとばかりに、いっせいにビールの掛け合いなんかは、序の口で生玉子は投げつけるは、鍋はかぶるは、もう手の付けられない修羅場となった。

逃げまどう社長夫人も王子緑化の所長もみんな玉子だらけ・・・・

最後はどうなったか、よく覚えてませんが、風呂場の窓から素っ裸で雪中にダイブしたig嵐が排気ダクトに頭ぶつけて、血まみれ・・・・

翌日、カンカンに怒った三浦夫人が大先生の首根っこ捕まえて、スキー場事務所に連行されるシーンを俺は確かに見た…。たぶん、俺達の代わりというか、代表としてたっぷり怒られたんだろうなぁ・・。
その後、大先生はしばらく元気ありませんでした。long time ago…時効成立です。(み)