寒さで目が覚めると3:00。
稜線から吹き降ろす風が時々強まり、テントが揺れます。
ぐずぐずとシュラフから抜け出し、あらゆる服を着込んでも外は寒い!!
4:50、ヘッドランプを灯し、テン場を出発。
実は、体調不安で二人脱落。
スタッフ村田のみ、テン場のご近所さんと連れ立ってアタックとなりました。
空は満天の星。 10分で流星を5個視認。 別山の上に大きく光る金星。
え? 剱岳の山頂直下に光? 見間違い?
雷鳥が鳴きだし、すぐ近くで羽ばたく音も聞こえます。
5:30頃からあたりが見える明るさになり、一服剱手前で二つのライトが消えました。
その後のスタッフ村田は・・・
鎖場を2つ越え一服剱2618mを過ぎ、武蔵のコルで一服。
6:00ちょうどに御来光を拝み、今日の無事を願いました。
ここから、壁のような前剱に向かって本格的に登り。
浮石、落石注意の看板に、気を引き締めます。
「着いた?」と思ったらまだ前剱2813m。先は長い・・・
朝食のうどんはとっくに消化され、ツナマヨフランスパンを齧りました。
鉄製の橋を渡り、5番の鎖場をトラバース。
上り下りが入り混じり、だんだん複雑になるルート。
日陰の雪は氷になり、足を取られると・・・考えたくない!!
このあたりから登りと下りは別ルートになっています。
平蔵の頭付近では、急斜に打たれた鉄の杭をステップに上へ。
平蔵のコルを過ぎ、いよいよ核心。
約50mの絶壁、9番カニのタテバイ。
三点確保を守り、鎖と杭に助けられ、とにかく上を見上げます。
タテバイを過ぎると傾斜はやわらぎ、なだらかな岩の道。
8:05、剱岳2999mの山頂到着。
前回の雨の槍ヶ岳とは打って変わり、文字通り360度の大パノラマ!!
風も柔らか、それほど寒さは感じません。
意外に広い山頂には剱岳の看板が複数あり、混雑時の写真にも対応。
8:20、下山開始。
足元に注意しながら、10番カニのヨコバイを過ぎ、垂直の梯子。
少し開けた場所に、今は使われていないトイレの跡。
登りの途中ですれ違った人が、昨晩ここでテントでビバークしたそうです。
早朝の光は、見間違いではありませんでした。
登りとは別ルートで、複雑な鎖場を降りていきます。
まだまだ気が抜けません。
13番前剱の門の周囲も、雪の中の鎖下り。
11:00、剱沢キャンプ場に帰還。
ゆっくり撤収して、12:00出発。
今朝の寒さが嘘のように、ぽかぽか天気。
雷鳥沢を下りた頃には、スタッフ村田の膝は大笑い・・・
6時間余分に歩いてるから、仕方ないか。
雷鳥荘への登りは、いつになく強い硫黄臭。
のどはむせるは、涙は出るは、鼻水出るは、疲労に追い討ち。
我々を見捨てて行ってしまった・・・と思った常連Mくん、
室堂ターミナルから折り返し、村田のザックを担いでくれました。
持つべきものは友!!
美女平駅が大混雑で、ケーブルカーは一時間待ちとのアナウンス。
ゴールデンウイークにもない混雑ぶり。
急遽増便された、立山駅までの直行バスで爆睡。
今回の剱岳は、今までのトレッキングとは異なり、
マウンテニアリングの領域に入った感じで、経験値UP!!
また山に教えられました。
脱落二人は、来季のリベンジを誓いましたとさ♪
◎◎◎ シーズン突入セール 終了間近!!! ◎◎◎
ご好評いただいております「シーズン突入セール」、
10月18日(日)にて、いよいよ終了です。
2012-2013 NEWモデルスキー&ブーツ 出揃いました!!
2012-2013 NEWモデルスキーウェア 続々入荷!!
特価商品&掘り出し物 見逃せません!!
某メーカー特価グローブ 本日入荷!!
早いもの勝ちですので、お早めのご来店をオススメいたします。
本日10月19日、ブラックダイヤモンドのNEWモデルグローブ 入荷
明日10月20日、スキーウェアSOSの第二陣 入荷
皆様のご来店お待ちしております♪
※※※ ご注意 ※※※
なお、10月20日(土)、21日(日) 名古屋まつりが開催されます。
21日(日)は、弊店前の大津通が通行止めになりますので、
お車でご来店の方は、お気を付けください。