Archive for 10月, 2015

徐々に冬山モード

月曜日, 10月 26th, 2015

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 週末は札幌をはじめ各地で初雪を観測したりと天気に恵まれませんでした。

 先週末はC社のバス登山で西岡焼山から白旗山へ縦走し、札幌台、一等三角点「月寒台」とマチなかの縦走路を時間で踏破しました。この日は紅葉を見ながらの暖かい日でした。一転の天気です。

 画像左は昨年の大雨ですっかり姿を変えた空沼岳登山口です。駐車スペースは少し下流にあり問題はありませんが広くはありませんので注意が必要です。

  渡渉地点も問題なく通過できました。空沼岳を越え、札幌岳への縦走路に入ると崩れた縦走路の藪漕ぎ。それまではうっすら雪の残った道を歩いたのですが、ここからは笹に積もった雪も加わり全身ずぶ濡れ状態での藪漕ぎ。ヒョウタン沼からは少しましですが慣れていないと大変です。それでも空沼岳から3時間半で札幌岳に至り上々でした。賑わう頂上で大展望を楽しみ、冷水コースを下山す。充実した縦走だったようです。

 

紅葉と初雪登山

日曜日, 10月 18th, 2015

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10月も半ばになると様々な所から初雪や初冠雪の便りが届きました。そんな中、本州から戻った14日にMAMMUT Store 札幌IKEUTIのイベントで有珠山に行ってきました。当日は紅葉の徳舜瞥山からホロホロ山登山!の予定でしたが、思わぬ降雪で定山渓から中山峠、登山口など雪で急きょ雪の無い所に変更しました。快適な登山でみなさん大喜び!?

その翌日は下界の雪は消え山の上だけが白く輝いていました。場所は簾舞の兜岩と兜峰で札幌岳や余市岳などの白き峰々を見てきました。その後は週末の西岡焼山から白旗山の偵察に行き、紅葉の山々をさらに堪能してきました。

 

 

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10月の連休は上越方面でした。10日は素晴らしい天気と紅葉の中を火打山を目指します。高谷池辺りから曇りましたが何とか初雪残る頂上を踏み黒沢池ヒュッテへ入りました。

翌日は天気予報が外れ朝から雨の中を妙高山を目指します。きつい登りをひたすら耐え真っ白な頂上を踏むことができました。鎖場を越え妙高スカイケーブルへの分岐辺りから下に行くと下界はややいい天気で紅葉を楽しみながらの下山でホッとしました。

12日はこれまた大物、戸隠連峰最高峰たる戸隠富士、高妻山です。暗いうちからの出発で滑滝辺りからご来光を望み思わず手を合わせてしまいます。頂上からも大展望で昨日までの火打、妙高などを望み、長い道のりを登山口へと下山。戸隠神社周辺はまだまだにぎわっていました。

8、9月のダイジェスト

木曜日, 10月 8th, 2015

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10月に入り天候が悪く中止などでしたが、昨日は久しぶりの快晴。風不死岳北尾根から樽前山を縦走しました。平日にもかかわらず登山口には3台の車、風不死岳頂上は20人くらいの大盛況でびっくり。羊蹄山や遠く雪をかぶった大雪山まで360度の大展望です。紅葉もまずまずで絶好の登山日和。6時間半で樽前山ヒュッテまで縦走し、みなさんとても満足です。

まだまだ予定はありますのでえるむ山遊舎予定表をチェックして下さい。

 

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8月は白老滝周辺の沢登りや、一等三角点探しで北海道最低峰円山や最北の天測点ノシャップ捜し他です。蒸し暑い中の沢登りはいいですね。雨の中の三角点捜しの後はソバ畑巡りなどの観光でした。

 

 

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9月に入ると数年ぶりに訪れたペテガリ岳です。最近は入山者が多く駐車スペースも手狭で山荘までの道も明瞭になり、日々入山者が訪れる様変わりにびっくりしました。

下山翌日は十勝岳から美瑛岳の縦走です。初日は天気が悪いので移動だけにし、翌日望岳台から十勝岳、美瑛岳と縦走しました。天気はばっちり、紅葉はまずまずの山旅でした。

 

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十勝の縦走後は日高山脈最高峰で日本百名山の一つ、幌尻岳です。額平川コースから登頂し、カムイエクウチクシ山をはじめ360度の大展望を楽しみ、戸蔦別岳を踏んで下山です。この時期は紅葉の静かな山でいいですね。新冠がだめで額平が混むかなと思いきや静かでした。

ガイドプランでは9/19大雪山沼めぐりです。あいにくの雨の中でしたがきれいな紅葉に満足でした。

 

 

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幌尻岳と沼めぐりの隙間を縫うようにプライベートガイドで天塩川川下りや道北探訪です。天塩岳が通行止めで源流部は行けませんでしたが、中流部の美深周辺をゆったりと下りました。サケの遡上の初めでちょっとしか見れませんでしたが感動です。ほかフットパスや北海道最低峰円山などを訪ね利尻山などの展望や、ノシャップからの樺太・サハリンを遠望しました。たまには楽しい旅もいいですね。

 

本州の山ダイジェスト

火曜日, 10月 6th, 2015

最近はダイジェスト版が多くなり少々反省気味です。

とりあえず8月と9月の本州の山の報告です。

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 8/20-23は富士山の1合目から登り山頂に泊まって、高山病の体験をする北海道山岳連盟の講習会です。

 初日は富士山古道の一つ、須山古道の玄関口である須山浅間神社神社に参拝後、車で1合目までトレース。2日目からは歩いて登ります。1合目の水ヶ塚公園から宝永火口を経由し富士宮口6合目の雲海荘まで変化に富んだコースです。3日目は頂上まで登り、雲海の上快適に剣ヶ峰やお鉢一周をし、郵便局も立ち寄り、山頂の山小屋に泊まりました。軽い頭痛の人もいますが血中酸素飽和度はおおむねいい人ばかりでした。画像は山頂での私の数値です。翌朝は重篤な高山病の人もいなく、きれいなご来光をみんなで拝んで、プリンスコースを下山、満足しながら新千歳へと戻りました。

 

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 8/26-30は南アルプス南部の光岳から聖岳縦走です。富士山のように天候に恵まれることを願っていました。

  初日は遠山郷まで移動。日本のチロルを(“´_ゝ`)フーンと見物。翌日は朝のうち合羽を着ましたが易老岳辺りからは脱ぎ、何とか小屋まで到着。光石に登り記念撮影。小屋では後発で到着した新潟のツーアー会社が山頂往復の準備です。7月に羊蹄山を案内した方々が多くお互いにびっくり。

  3日目は時々雲の中に入りながら茶臼小屋に早目に入り疲れを取りました。小屋到着後に雨が降り出しホットしました。4日目は朝方は雲の中を歩きながら上河内岳を踏みました。そこからは雨。聖平小屋で荷物を軽くして雨の中を聖岳を目指します。頂上では少しやみ、記念撮影。何とか小屋に戻り乾杯。明日からは予報はよくなるはずなのだが。

  最終日は予想に反して朝からの雨。ひたすら便ヶ島を目指します。西沢渡は橋も流されずにいて無事通過でき一安心。ヒルのお土産をもらい札幌まで戻りました。その後の大雨で易老渡までの林道が崩れ入山できなくなったと聞かされました。

 

 

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  9月の本州はプライベートガイドで東北岩木山。シルバーウィーク真っ只中の9/20-21の2日間です。往復JR利用でいつもの違う移動風景に真新しさを感じたことでしょう。初日は三内丸山遺跡と岩木山神社を見学して弘前入り。三本柳温泉の心地いいおもてなしと岩木山を望む風景はいうことなしです。翌日はお手軽に紅葉の岩木山に登頂し、景色も楽しみました。帰りの函館駅で美味しい「鰊みがき弁当」をゲットし、夕食として札幌へ帰ります。

 

 

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 9/24-28は今年2度目の南アルプス。今回は北部の北岳~塩見岳です。今年は塩見小屋がクローズなので非常に大変でした。初日は芦安で翌日に備えます。

  2日目は朝方から雨で気温も低く、広河原から北岳肩の小屋までとして体力温存です。急で標高差のある所はこんな天気では大変です。

  3日目は晴れ女のSさんの効果が出て朝から富士山や甲斐駒、仙丈、鳳凰三山と言うことの無しの山々の展望と紅葉の具合に気分も高まります。北岳や間ノ岳、三峰を越え早目に営業を終えた熊ノ平小屋の冬季スペースに入りました。最後の小屋締めのため管理人の方がおり、トイレも困らず快適でした。翌朝は完全にトイレも閉め冬季に備えるとのこと。

  4日目は今年一番の長丁場に挑戦です。熊ノ平から塩見岳を越え三伏峠を越えます。13時間を予想。朝3時には出発です。星を期待しましたが雲の中でした。塩見岳に近づくと白峰3山や南部の山も時々顔をお見せてくれました。塩見小屋の売店でバッチを買い、好天になった中、頑張って三伏峠小屋。疲労も限界、コーヒーやスープで最後の力を出す準備をします。16時半無事下山。皆さん頑張ってくれました。小渋温泉赤石荘で乾杯!