Archive for 4月, 2014

暖気のおかげ

水曜日, 4月 30th, 2014

IMGP5987 先週の道内は暖気が入り夏並みの気温になりました。山の上も例外ではなく、27日の布部岳も然り。

スキー客で賑わう富良野スキー場をRWで一気に登り、気温上昇中の山頂駅へ。暖かい空気で十勝連峰はうっすら見えるのみ。

風もなく暑いくらいでみなさん薄着になっての出発。リフトは乗らず、富良野西岳の夏道付近を登りはじめ、快調に進みます。しかし、雪が柔らかく横向きの登りにはスノーシューの性能によって四苦八苦。

 

 

IMGP5990 何とか最後の斜面を登りきると細い稜線と雪庇。振り返ると富良野西岳が遠くなっている。ここまでの登りの急斜面やここからのナイフリッジは気温が低く堅雪だったらリスクは増幅されていたことでしょう。

腐り雪で文句も出ますが良しとしましょう。

山頂からは芦別岳を間近に見ることができ、さまざまの事を思っていました?

下りは今シーズン最長コースの尻滑り大会で締めました。

寒さとともに?

金曜日, 4月 25th, 2014

IMGP5908 週末は毎回熊野古道に参加して頂いている方の中で、熊野速玉大社の奥宮的な神倉神社に登りたい、という希望のもと行ってきました。

寒い札幌を旅立ち、寒さを連れてやってきた川の古道を舟下り。あいにくの雨風のもとの川下り。

そして神倉神社の538段の急登の石段を登ると断崖に立つ社へ到着。雨で煙る新宮の街を見下ろし、思っていたより楽に登れた!とみなさん喜んでいました。翌日の大峰奥駆道の玉置神社も雨の中の参詣道。 雨の多い熊野の山は雨にも負けずサクラやツツジ咲、苔もきれいでした。

 

 

IMGP5853 熊野臨時便の前日は、私と明田通世ガイドとともにお手伝いしているクラブツーリズムの添乗員さんの研修お供しました。

前日は1日がかりの机上講習を行い、この日の実技となりました。

花見は何時になるんだ?と思うくらいの肌寒く雪の残る札幌円山公園。ここから東京のクラブツーリズムの講師と我々2人のガイドを講師に円山登山の中でお客様との登山を想定し研修を行い、頂上では救急法や搬送法をも行いました。

シーズン初めの登山やハイキングを行う添乗員さんとの共有ができ我々ガイドもこれから参加しようとお考えの皆さんも安心できますよ!

 

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ようやく寒さとお別れして暖かい札幌に戻りました。

23日は芦別岳本谷?を連想させるゴルジュの通過。

アイゼン、ピッケルの訓練で風不死岳にやってきました。このゴルジュ手前で雪が多くなりアイゼンをはき登ります。

上部はこのところの暖かさでズボズボぬかりながらの登行となりあまり練習にならなかったかな?しかし使用方法やショートロープの練習にはなったでしょう。

札幌の街は暖かくなり、山々の雪解けも進んできました。気を付けて楽しみましょう。

予定表はelmsanyusya.web.fc2.com/でご覧下さい。5/8はパドルクラブで机上講習会を行います。

残雪登山 まだまだこれから

金曜日, 4月 18th, 2014

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15日はまだまだ雪の残るニセコ・白樺山へ行ってきました。予報は昼位に前線の通過により雨、の予報。

新見温泉に車を止めさせてもらい登山開始。ラッセルもなく快適な雪質で順調に登行。目国内岳や岩内岳など展望もよくなってきた所、風も強くなり、頂上稜線は風にあおられゆっくり登行。

しかし、順調に登り、1時間半もかからずに登頂。積丹半島の山や昆布岳はやや霞みながらも確認でき、展望を楽しみました。新見温泉のおかみさんは今年は雪解けは早いと言っておりました。

IMGP5847 翌日は定山渓・南岳。こちらもまだ雪深く順調な雪山登山が楽しめます。登山口に着くと先行車が1台、スペースがなく少々戻った所に駐車。

こちらもしまった急斜面を頑張って登り切り、山鳥峰手前から大展望のご褒美が。定山渓天狗岳、無意根山、札幌岳、飛行場や余市岳などなど。

ここからは水平距離が長くなり、まだ?まだ?と自問しながら歩く所。景色を見ながらなので少し救われます。先行者1名とすれ違い、余市岳が目の前に見える頂上到着。風が強く寒いけれどみなさん満足のようでした。

 

季節のずれ ネパール編

金曜日, 4月 11th, 2014

IMGP1610 これは2010年3月26日のゴラパニ峠手前の画像です。山々の斜面が満開のシャクナゲで様々な色に染まっています。

連日好天でTシャツ姿で汗をかきかきのトレッキング。

今年は午後からにわか雨や雹が降る天気で、朝方も寒いくらい。途中は雪が降った後で積雪の上を歩く状態。このような景色はありませんでしたが、何とかシャクナゲをめでることはできました。4月が最高かもしれませんね。春の訪れは遅いくらいです。

IMGP5597 しかし、天気が悪くなった後の翌朝は空気がクリアーになり、山々の展望を楽しむには最高となります。

プーンヒルの丘約3200mの高さからの展望の一部です。  例年の暖かさだと空気が温まり7,8千m級の山々は空の明るさとでクリアーには見えにくいことがある春のシーズン。今年はダウラギリ方面の山々はとてもよく見えました。

アンナプルナ方面は若干の雲がかかりましたが何とか見えました。各国からのトレッカーは思い思いにシャターを切っていました。終わりよければ…かな。

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山の上も便利になりました。携帯電話はコース上からどこでもOK。ロッジもWi-Fiあり、充電OK。と時代の流れを感じます。

昔はコックずれのテント泊が多かったのですが、ロッジ泊が普通です。食事もカトマンズのレストランのようなネパール定食、ダルバートもおいしくいただけます。

山に行っても痩せられないかな!?

今春のシャクナゲ ネパール編

木曜日, 4月 10th, 2014

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昨日と一昨日は年一回の北海道のガイドが集まる大イベント、北海道山岳ガイド協会の総会。今年も多くの会員が参加し盛り上がりました。

3月下旬にネパールに行きましたが、上記のほかバタバタとしてアップが遅くなりました。

3年前はネパールのゴラパニ街道周遊トレッキングは、このパドルネパールの看板のビレタンテから歩き始めましたが、当時コマツの重機が橋を建設中。

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今回はその橋のおかげさらに上部のキムチェまで車道が伸びており、急な登りやヘアピンを超えキムチェまで車で行くことができました。

今までのロッジは通過で寂れ複雑な心境です。雨の中何とかキムチェまでたどり着き、翌朝起きると目の前には魚の尾っぽ、マチャプチャレの姿があり、みなさん感動。

今回はアンナプルナ周辺の山やプーンヒルの丘からのダウラギリ山群、アンナプルナ山群のパノラマとネパールの国花

IMGP5485シャクナゲの群落を楽しむゴラパニ街道トレッキング。

初日から山が見えついています。

歩き始めてしばらくすると7千mクラスのヒュンチュリやアンナプルナ南峰が見えて、シャクナゲも色を添えてくれています。

この後も天気に恵まれトレッキングは進みます。