ご無沙汰していました

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ご無沙汰しておりましたが、変わりなく過ごしていました。私は…
昨日、十勝岳温泉からの景色はまるで冬山でしたが、雪が少なく 登るのに苦労させられました。
スノーシューでハイ松の上を進むのは、大変な困難でした。
反動を利用して、次々とハイ松の上を渡って行けばいいのですが、踏み外して隙間に落ちてしまうと
さぁ大変!そんな、こんなもあって「これ以上進むのは危険」と判断して頂上(?)手前で引き返してきました。

映画「エベレスト3D」は,今から20年ほど前にあった事実を映画化したものです。
なんと1日で12人の登山者が死んでしまったのですから・・・。

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ロブ・ホール率いるアドベンチャー・コンサルタント隊にジャーナリストとして参加し、自ら登頂し
嵐に遭いながらも生還したジョン・クラカワの「空へ」は全世界で大ヒットしました。
著者は当時、エベレストにいた多くの登山者にインタビューを重ね、かなりリアルに遭難の当日と救出劇を
再現しています。

その中で超人的な活躍をして何人もの救出を成し遂げたスコット・フィッシャー率いる「マウンテン・マッドネス隊」のカザフスタン人ガイド:アナトリ・ブクレーエフに関しては身勝手な行動が目立つような表現が多かったように記憶してます。

「空へ」(実際にはINTO THIN AIR///薄い空気の中で)の大ヒット後、当のブクレーエフが真実と違うと
異を唱えて「デスゾーン」として新たにエベレスト大量遭難の真実を暴露したのです。

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いずれにしろエベレスト登頂には、およそ相応しくないクライアントを率いて、嵐が迫りくる頂上に突っ込み
それが祟って逃げ遅れたというのが事実です。
当時のエベレスト登山隊の参加費は、お一人様800万円。
何がなんでも登りたい気持ち、なんとしても登らせて実績を付けたいガイドの気持ち。
映画では、そのへんもうまいこと描いてましたね。

ダメなもんはダメでしょうね!