キリマンジャロに溶け込む

アフリカ大陸最高峰のキリマンジャロ(5895m)はアフリカ中央部の赤道直下タンザニアにあり、その名の意味は現地スワヒリ語で白く輝く山という意味を持つ。頂上の端っこに氷河があり、それがその名の由来だ。とはいえ、その最高点に立つために氷河の上を歩く場面はなく、登山道を4~5日かけて登れば頂上に立つ事が出来る。しかし問題は、この6000m近い標高との戦いにある。実際、ネパールあたりの6000m峰に登る場合はアプローチも含めて2週間以上の日数を費やし、高所順応を行うのだがキリマンジャ..

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デナリ 大いなるもの

マッキンリー地元では「デナリ おおいなるもの」として呼ばれてきた。旧ソビエトとの冷戦当時、ヨーロッパへ向かう飛行機はデナリの上空を飛び、アラスカのアンカレッジ経由で飛んでいた。飛行機の窓から見るそいつは、他の山々を圧倒してデカク、まさに大いなるものあった。僕はそいつに1992年と2005年に2度登頂している。今日は、その2005年の思い出について書いてみる。この度の遠征は、お客さんから依頼があったので募集企画することとなった。「行きたい!」という気持ちだけでは、登れないのがマ..

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ガイドを殺す気か!

北海道は未だ、蝦夷梅雨・・・先日来の雨続きで、登山口へつながる多くの林道が土砂崩れなどで通行止めとなってしまい、せっかくの海の日の連休だというのに予定がキャンセルとなってしまった・・・。ガイド殺すに刃物は要らず、雨の三日も降ればいいってか!明日から雨、曇り予報の今日はお客さんを誘いだし、小樽の赤岩へ。今日の小樽は気温27度、湿度91%と蒸し暑い。岩も湿り気味で、グッと抑えるとジュワっと水が染み出てくる・・・ように感じたが。さすがに、それはないか!暑さも手伝って、手汗で滑る。全..

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