羊蹄山BC🗻「Peak to Bottom」

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スタッフ佐々木と加藤の冬山レポート。

2019.04.03 羊蹄山バックカントリー

羊蹄山「夢の一筆書き」Peak to bottom

 


 

今回、滑る候補としたのは羊蹄山の北面、北東面、東面の3ライン。

朝、京極方面に着くと天気予報通りの北西風が強かったので東のラインをチョイス。

山頂付近はまだ北西風が強く、昼にかけて西風に変わる予報🌪

登っている間も山頂付近は雲がかかったまま。

1200m付近まで登ると少しずつ風向きが西北西に変わり東面は風裏斜面なので風がおさまってきた。

尾根上は積雪は約5cm。この写真の右手の少し沢型になった斜面が滑るライン。そちらは雪がたまり15cm〜20cm程度の積雪と予想。

ここでピークまでこのパウダーが続けば、加藤がいつかはやってみたいと夢を見ていた『Peak to bottom』(ピークからボトムまで1発で滑る)に挑戦しようと話をした。

滑る時に登りのラインを残したくなかったので硬い尾根を選んで上から下までパウダーを面ツルに保つ。

ここの大きな沢に滑り込むとねじれた沢の奥には崖がありここで左の尾根に乗り隣の沢へ。

斜面がでかすぎて滑るラインのイメージがわかないほど…

ピークに近づくにつれ晴れたり曇ったりを繰り返す。

滑る斜面が最高の雪、そして最高の晴れ間が来ることを願ってお祈り!?

奥に見えるのは山頂標識。

登っても登っても風の影響はなく奇跡的にパウダー。ピーク直下まで20cm程の雪が積もっていた。

登り5時間をかけ、山頂に到着した瞬間…

 

 

さっきまで強かった風が突然止み雲が抜けた。

ここでピークからボトムまでパウダー&晴天が確定。

これを『THE DAY』と言うのか…

お鉢を覗くと全面真っ白なパウダー。こちらも滑りたいが今回は我慢。

 滑る面はこの先。無意根山方面には大きな雪雲がかかっていた。喜茂別の街を見ながらピークからドロップ。

加藤の羊蹄山「夢の一筆書き」一発勝負のPEAK TO BOTTOMが始まった。

 

4分30秒後にピークからボトム(沢の末端)の標高638m地点に加藤の姿が見え無事に滑りきったことに安心。

標高差1260m

滑走距離 3km

滑走時間430

羊蹄山一筆書き達成!!

 

僕たちは山頂からボトムまで続くエンドレスパウダーを疲れすぎない程度に気持ち良く滑走。

1本目ピークからここまでで標高差350m。良く走りでかいスプレーの上がる最高の雪質。これだけでも足がパンパンになる程。

加藤はこの3倍以上の距離を滑りきったと思うと信じられない。

ボトムに着くと滑った斜面がピークからボトムまで見えていた。このすぐ後に山頂には雲がかかり「奇跡の4分30秒」となった。

加藤は人生過去最高の滑走距離、雪質、標高差を経験したと最高の笑顔。

他にピークからこの標高差をパウダーで一筆書きできる山は日本にあるのだろうか。

またチャンスがあれば違うラインで一筆書きにチャレンジします。


加藤コメント
夢の一筆書き。Peak to bottom(響きがいいですよね)
滑っているときは、いつまでも続くオープンバーン、最高の高速パウダーをかみしめながら滑る最高に贅沢な時間でした。
約2kmのオープンパーンからナチュラルパイプ。
楽しみの要素がすべて凝縮された1本。
僕だけではなく、世界中のパウダーライダーが夢見る1本だったと思います。
実は今回のタイムには納得がいっていないので、またチャンスがあれば高速ラインを刻みたいですね!


最後に…

加藤を見て思ったのは…僕はやっぱり休みながら雄叫びをあげて気持ち良く滑るのが好きです。笑

スタッフ佐々木